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EXTREME (2008) / SAUDADES DE ROCK
extreme.jpg 1. Star
 2. Comfortably Dumb
 3. Learn To Love
 4. Take Us Alive
 5. Run
 6. Last Hour
 7. Flower Man
 8. King Of The Ladies
 9. Ghost 10. Slide
 11. Interface 12. Sunrise
 13. Peace (Saudade) 14. Mr.Bates (bonus)

アメリカの超・テクニカル・雑食性ハードファンクロック・バンド、EXTREME待望の復活作、5th。
EXTREMEという名前を聞けば、当然あのエンターテインメント・メタルの歴史的大傑作「PORNOGRAFFITTI」の世界がアタマの中で再生されるわけだが、21世紀になってもう8年目の今にゲイリー・シェローンがセックスセックス!と無邪気に叫んでいるわけもなく。また僕はEXTREME解散後のヌーノ・ベッテンコートのプロジェクトの数々にもノータッチだったので、特に先入観なく本作の音に入ることが出来た。

これなんて“Tie Your Mother Down”?って聞きたくなるような衝撃のオープニング曲“Star”からして温故知新の精神がバリバリ。ZEPへの思い入れ丸出しの“Comfortably Dumb”、そしてヌーノとパット・バジャーのベースの絡みがあまりにクールな“Learn To Love”と、この冒頭3曲を聴けば「ああ、EXTREMEだぁ」と安堵のため息がもれるはず。それ以降のバラエティ豊かな楽曲の数々からは、彼らが昔からいい意味でのごった煮ミクスチャーバンドであったことを改めて認識させられる。捨て曲もなくはないが、それらも含めて各曲には紛れもないEXTREME印がベッタリ。

鬼才ヌーノのGプレイは過去よりもテクニック指向は控えめながら、その圧倒的に高い技巧はやはり隠し切れない。時折チラ見せされるその眩い煌きが憎い。憎すぎるよあんた。感動のミドルナンバー“Last Hour”での舞い上がるようなソロにはゾクリ。そしてこの人はなんといってもリズムプレイのHENTAIさこそが肝。僕はギターどころか楽器が何も出来ない人間なのでアレだけど、これだけ自由に弾けたらどれだけ楽しかろうという羨望さえ感じてしまう。これが鉄壁のリズム隊とハマったときの快感は唯一無二、このバンドでしか味わえない。ギターのウラからグイッと浮き上がってくるようなパットのベースライン、そして非オリジナル・メンバーのケヴィン・フィグェリドのシャンシャンドコドコ叩きまくるドラムも愉快痛快なり。弾むように軽快な“Flower Man”を聞いてみるがよい。

ゲイリー・シェローンの歌唱は張りあげる声のテンションがいつでもほぼ一定なため、楽曲によってはその印象を平坦なものにしてしまうという弱点もあるように思うのだが、この復活作では彼の表現力の向上が著しい。先述の“Last Hour”や、なんだかKEANEみたいな静寂の美を感じる“Ghost”、DRAMAGODSのリメイクだという“Interface”など、特にスロー/ミドルの曲は彼のおかげで魅力を大いに増していると言っていい。声質そのもののカッコよさ、ロックチューンにおける「煽り」の絶妙さについては文句なし。

正直に言って、昨今のモダンロックのエッセンスを大量に注入したシンプルな音像そのものにはどうにもこうにも地味な印象が否めないのだけど、音の根底にあるバンドとしてのまとまりやグルーヴ感があまりに強固なためについつい耳を奪われてしまう、僕としてはそんな具合。これほど生々しい昔気質のプロダクションで恥ずかしげもなく自らの演奏を披露できるバンドが現在のシーンにどれだけ居るのだろう。ロック界のグルーヴ・マスターの称号はEXTREMEにこそ相応しい。

「Ⅲ SIDES TO EVERY STORY」以後の渋いEXTREMEもそれ以前と同様に愛せた人なら本作もきっと気に入るはず。もちろん4thの妙な暗さとは無縁なのでご安心をば。こういうオトナのロックを「良いなあ」と思えるようになった自分の成長に乾杯。本編ラストのタイトルどおりに穏やかな“Peace (Saudade)”が心地よい余韻を残す。。。

【2008/08/22 15:03】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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