スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
HEAVEN 'N' HELL (2003) / SLEEPING WITH ANGELS
heavenandhell.jpg  1. Turn Me Around
 2. Shy
 3. Take My Hand
 4. Another Man
 5. Two Lost Lonely Souls
 6. Gone Like An Angel
 7. Almost Done
 8. A Cry For Help
 9. One Of A Kind
 10. Paid All The Dues  11, Shreen


久しぶりの旧譜レビューはフィンランド出身のHEAVEN ‘N’ HELL、2003年発表の1st。こいつは素晴らしいですよ。

このアルバムを取り上げたのは先にレビューを書いたGRAND MAGUSに触発されてのこと。「限りなくハードロックに近いヘヴィメタル」、逆の言い方をすると「ヘヴィメタルの薫り立つハードロック」というGRAND MAGUSの特性が僕にこのバンドを思い起こさせた。そこで引き合いに出したディオ期のBLACK SABBATHといえば当然「HEAVEN AND HELL」なわけで。おー、見事につながりましたね。ん?ちょっと無理やり?(笑)

まあGRAND MAGUSうんぬんは関係なくいつかは必ず取り上げたかったこの作品。本当にかーっちょいいHR/HMをごくごくストレートに聞かせてくれる好盤なのです…が、その割にあまり語られる機会が多くないような気もするので僭越ながら僕がここらで一発。

本編ラストの“Paid All The Dues”のようなヘヴィ・チューンを除けば、このバンドはその名前と裏腹にさほどサバス色は強くない。というか、僕の貧しい分析力では比較対象とすべきバンドなり作品が実は思いつかなかったりする。昔ながらの伝統的なメタルちっくな雰囲気は漂っているのに、80’sメタルの二大巨頭MAIDEN&PRIESTからの影響はあまり感じられなかったり、あるいはブルータル/非ブルータルを問わず北欧メタルっぽさもほぼ皆無だったりね。僕は聴いたことないけどHELLFUELEDやSHEAVYなんかは近いのかしら。ともあれ、デビュー作の時点で「これぞHEAVEN ‘N’ HELL!」と叫んでも良いくらいの個性を確立しているということなのだと考えたい。どうもヨーロッパ産っぽくないのだが、さりとてアメリカふうとも素直に言いがたい、こう、無国籍的な音の佇まいが紋切り型のバンド比較をやんわりと拒絶する要因なのだと思う。

さて、音楽的にはエネルギッシュな荒くれハードロックと、カッチリとしたヘヴィメタルとの理想的な折衷型。一度聴いただけで口ずさめるようなキャッチーなリフの数々でもって次から次へと畳み掛けてくるこの快感と来たら。オープニングの“Turn Me Around”のメイン・リフで鳥肌ゾクリ。続く“Shy”で生唾ゴクリ。そしてとどめの“Take My Hand”で心臓ザクリ…とぎこちない韻を踏んでみましたが(笑)、このアタマ3曲のインパクトは凄い。メタル・ファン…というかロック・ファンなら誰もがほぼ100%の確率で首と肩、あるいは腰が勝手に動き始めちゃって困るはず。ヘドバンよりも先にエアギターにいそしみたくなる流麗さ、と書けばこの音像が少しでも伝わるだろうか。メタルである以前にまずはハードロックであることを忘れちまったアレやコレやのお子様バンドたちについつい中指を立てたくなる、なんともまあ愉快痛快な音なのだ…って、あらいやだ、お上品で通っているわたくしとしたことが、ことばが乱れておほほほほ。おまえはリー・ドリアンかっつーの(僕はCATHEDRALのファンではないけど彼のB!誌のコラムはイギリス人ぽい皮肉さ加減が滲み出ていて大好き)。

本作はすべての楽曲がいずれも2~3分台と非常にコンパクトにまとまっているアルバムで、日本盤ボーナスのお気楽R&Rの佳曲“Shreen”までさらりと気張らずに楽しめるのも◎。

そして全編でフィーチュアされた華やかなギターソロの存在感!紡がれる一音一音に強い意志と意図とが感じられる、まさに渾身の一撃の連発。ここらへんには80年代型メタルへの強い思い入れ、というか彼らの美学を感じられて自然と頬が緩む。最高にメロディアスなソロが聴ける“Almost Done”なんかは短すぎて逆に物足りないくらいで、続きのメロディを脳内補完してくっつけちゃうこともしばしば(笑)。

BURRN!誌のインタビューでは「いまのオジーより上手ですよね」と、前田さんから褒めてんだか何だかよく分からないコメントをもらっていた(笑)Voは確かにそれっぽい。このヘタウマ声の歌メロがまた良いのだ。声自体に泣いてすがるようなダメ男ふうの成分が含まれていて趣深いことこの上なし。例えば先述の名曲“Take My Hand”は彼の粘着メロなしにここまでの出来にはならなかったはず。何ともクセになる。

血のほとばしるようなジャケットとバンド・ロゴとが何ともブルータルな雰囲気をかもし出していますが、そこで騙されてはいかんのです!冒頭にも記したとおり、ことば本来の意味でのHR/HMの醍醐味をたっぷりと味合わせてくれる最高の一枚なのだから。ハードロック的な衝動喚起力とヘヴィメタルらしい整合性とがせめぎ合いぶつかり合い、時に一つにまとまって昇華し、聴き手のロック魂を煽りに煽ってくれます。中古で見つけたら迷わずレジまでどうぞー。

ときにこの人たちいま何してるんだろ。2nd出ないかなあ。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2008/07/15 16:40】 | HR/HM 旧譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ここんところのお買い物 (FIREWIND etc...) | ホーム | おとといの買い物 (ONSLAUGHT etc...)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://mooju.blog121.fc2.com/tb.php/85-4c48e3dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。