おととといの買い物 (DAUGHTRY etc...)
DAUGHTRY (2007) / DAUGHTRY
V.A. (1999) / A GUITAR ODYSSEY ―A TRIBUTE TO YNGWIE MALMSTEEN―
V.A. (1999) / THE GUITAR CENTURY VOL.1
ANNA (2006) / POP RADIO


DAUGHTRYは外盤で\500。インギー様トリビュートが\250、後の2枚はそれぞれ\100なり。
一昨日の前の日はおとととい、その前の日はおとととといだと信じ込まされていた時期がありました。かれこれ20年前ですか。

去年から買おうかどうかずっと迷っていたDAUGHTRYをそれなりの値段で見つけられて嬉しい。いやあ、いいわこれ。出来すぎというくらい高品質な音楽が強制的に自分の耳を奪っていく幸せってまさにこのこと。個人的にはやはり名曲“Over You”の出来が一歩抜けていると思うが、オープニングの力強い所信表明“It’s Not Over”から爽やかな“Used To”への流れも白眉、かつ終盤まで手抜きすることなく普通にいい曲ばかりがこれでもか!とばかりにギュギュッと詰まっている。骨っぽさも十分のロック・フィーリングと、さすがは「アメリカン・アイドル」出身と感心させる、幅広い層に抵抗なく受け入れられそうな(でも甘すぎない)ポップ性のバランスがなんとも絶妙。アメリカン・モダン・ハードロックの理想系をこのデビュー作でさらっと提示、いきなり大御所NICKELBACK(こっちはカナダだけど)と肩を並べてしまったとさえ思える。メタル一徹な諸兄もこれは買いですよ。

だが、今回の本題はある意味でこちら。うん、とうとう手に入れてしまった禁断のアイテム、イングヴェイ・トリビュート。いやあ…大ネタ・小ネタ満載で思わず笑みとため息が同時にこぼれます。

気の抜けた「仮歌」を聞かせてくれるSTORMWINDのトーマス・ヴィクストロム(本来は上手い人なんだが)、ガス・カラミトロウディスという非常に粘り強そうな本名(?)に驚かされるFIREWIND(演奏はまだ並)、ヴォーカルが遠~くのほうから聞こえるMAYADOME、メロデスのなり損ないPATHOS、オカマちっくなヘリウム声コーラスが愉快なDESTINY、妙にテンションの低いマイク・クラシアクの“Bedroom Eyes”(大好きな曲なのに…)、「イングヴェイの曲はあまり知らないから」と、“Yngwie 2000”なるどう頑張って聴いてもリスペクト度の低いフュージョンふうオリジナル曲をわざわざ作って提供してしまった鬼才マティアス・エクルンド…もう、みんな自由すぎるだろ。原曲の力もあるが、TREASURE LANDの“Icarus Dream Suite”あたりはなかなかの出来…ってまあ周りのレベルがアレだから余計に良く聞こえるわいな。一方でEVERGREYの“Rising Force”は期待したほどでもなくて真面目にやや残念。

そしてここでどうしても触れなければならないのが、そう、WICKED WAYSなるバンドの悶絶カヴァー“Hiroshima Mon Amour”の圧倒的な存在感。レコーディングの最中にシンガーの脳細胞が次々と酸欠で破壊されていく様がすぐに思い浮かぶ出色のテイク。この超・情熱的な破壊力満点の絶唱は上手い・下手なんていう表層的な評価基準を超越して聴き手の心を大きく縦横に揺さぶる。ヤバイヤバイと聞いていたので心の準備は出来ていたつもりだったけど、やっぱりダメだ、本当に腹の底から笑ってしまったよ。このVoで何故にわざわざ超人グラハム時代の、しかも難易度最高レベルなこの曲を選ぶかなあ。これ聴けただけでも買ってよかったとしみじみ思った。

最後に川合純行さんのライナーからWICKED WAYS評を抜粋―「決して上手いとは言えないが、オリジナルを忠実にコピーしている点だけは評価したい。」 “だけ”、て(笑)。

気を取り直して。YOUNG GUITAR誌プレゼンツの「ザ・ギター世紀Vol.1」は聴いたことのない曲がいくつか含まれていたのでついつい。以下曲目リスト。

1. Perpetual / YNGWIE MALMSTEEN
2. Soldier Of Fortune / LOUDNESS
3. Back For More / RATT
4. The Great Southern Trendkill / PANTERA
5. This Is War / VANDENBERG
6. Erotomania / DREAM THEATER
7. Hard Driver / BADLANDS
8. Atomic Playboys / STEVE STEVENS
9. Warsong / WHITE LION
10. The New Order / TESTAMENT
11. Madalaine / WINGER
12. Indian Summer / TNT
13. Mr.Scary / DOKKEN
14. How Can You Do What You Do / MR.BIG
15. If There Was A Time / HAREM SCAREM
16. Burn / DEEP PURPLE

どうです、マニアックに攻めたいのか何なのか良く分からないこの選曲は(笑)。

といった突っ込みはさておき、僕が聴いたことのない2,3,4,7,8,9,12がすべていい曲でラッキー。中でも、一瞬“Face The Truth”かと錯覚したLOUDNESSの“Soldier Of Fortune”が実に素晴らしい(もちろんノーラムよりこっちのほうが発表は先)。僕はメタル歴8年にして初めて彼らの音源を聴いたのだけど(!)、高崎 晃が国内外を問わず根強い崇拝者を抱えていることにも納得の超絶的なソロイストぶり。マイク・ヴェセーラの声も僕は結構好きなのでなお美味しい。それから単体でポンと聴いてみて“Erotomania”の起承転結がはっきりとした展開美を再確認。「AWAKE」は味わい深くてよいアルバムだと思う。僕のDTランキング的には3位から4位を十分に争える一枚。

新品が\100で叩き売られていたアンナのこれは「あのダイアン・ウォーレンが2曲提供!」という文句につられて購入。ジャケから判断してもっとキャピキャピした音楽を想像していたのだけど、意外と大人っぽい低めの声が微妙に明るくなりきれない曲調のポップス/ソフト・ロックを7~8割くらいの力で淡々と歌っていて興味深い。ポーランド出身であるという情報がその音楽性に後付けで信憑性を与えてくれるような。決して良質のメロディぞろいってわけではないんだけど、この独特の質感がちょっとクセになりそう。

【2008/06/12 18:17】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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