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BURRN!2008年4月号感想
2回サボってしまったBURRN!誌のレビュー。だって書くことがあまりなかったんだもん。

今月号は読者人気投票の結果発表ということでネタ満載。ページを順に追って箇条書きで感想をば。まったくまとまりはないがいつも通り気にしない。

・ 表紙はCOBのアレキシ・ライホ。頼むからそのヒゲを剃ってはくれまいか。
・ しかしMAIDENじゃなくてBODOMを持ってくるとは…編集長さん、どうしちゃったの?(笑)
・ ローぺ・ラトヴァラのSINERGYの話が重たい…。もはや懐かしのキンバリー…。
・ ここのDsのヤスカ・ラーチカイネンはブルース・ディッキンソンを牧歌的にした感じの風貌で実に味がある。

・ で、人気投票の結果。うーむ、ARCH ENEMY強し。メンバー5人全員がフォトジェニックなのもこの人気とは無縁ではないだろう。僕は音楽さえよければルックスはほとんど気にしないほうだけど、一方で良いルックスが素晴らしい音楽にとって何のマイナスにもならないってことも十分に分かっているつもり。
・ もちろんルックス先行のアレやコレとは違い、彼らの音楽そのものがツイン・リードギター主導型メタルの最高峰。「RISE OF THE TYRANT」は確かに会心の出来だったと思う。ただ、ただ僕はアンジェラ嬢の、言うなれば妙に“スポーティ”で、なんだか健康的なデス声がどうも好きになれない。彼女の貢献度の計り知れなさは重々承知だけどもさー。
・ なんちゃって、あの声を“スポーティ”だなんて言っちゃう僕の耳も一般的感覚からすれば相当イッちゃってるんだろうなあ。お母さん、僕も立派なメタラーになりました。

・ ヴォーカル部門で特筆すべきは何といっても2位にランクインしたGOTTHARDのスティーヴ・リー!!これは本当に嬉しい。でも彼の突出した実力からしたらコレぐらいは当たり前…なんてついつい欲が出てしまう。これでロニー御大さえいなければ…なんて不謹慎なことを言っちゃいけませんね。
・ そのロニーの字の上手さに軽く嫉妬。インタビューは大抵つまらないけど、このお方。
・ 他ではトミ・ヨーツセン(AMORPHIS)、ジョニー・リンドクヴィスト(NOCTURNAL RITES)の健闘も光る。
・ ギタリスト部門、アモット兄(にい)、チャンピオンおめでとう。ANNIHILATOR「METAL」での客演も見事だったし、今回は文句なしでしょう。クリスの4位にも拍手。
・ キーボード部門はツォーマス・ホロパイネン(NIGHTWISH)に獲ってもらいたかった…!
・ ブライテスト・ホープ、僕は断然CIRCUS MAXIMUS。
・ ソングライター部門で目を引いたのがマーカス・グロスコフ(HELLOWEEN)の9位。あのベーシスト・プロジェクトで稼いだ票とも思えないし、ぶっちゃけ“Final Fortune”1曲でってことでしょ?やはり固定客を持っているバンドは強いなあ。

・ アルバム部門。BON JOVIよりも、DREAM THEATERよりも、オジーよりも、VELVET REVOLVERよりもGOTTHARDが上にいるってのが何ともまあ愉快痛快ったらありゃしない。日本のファン投票ってのはやっぱりこうでなくっちゃ。世界のメタルの動向なんぞ知ったことか!なんつて。
・ その「DOMINO EFFECT」は流石の出来栄えのHR作品だったけど、よりまろやか、かつ爽やかなGOTTHARDが楽しめる「HOMERUN」と「HUMAN ZOO」もよろしくね。特に前者は僕にとってのGOTTHARD最高傑作。中古屋から彼らの旧譜が次々と消えていくさまが目に浮かぶようです。
・ AVENGED SEVENFOLDの2位もお見事。もっと多くのロック・ファンの耳に届くといいね。
・ ふと思い出したが、今回のSONATA ARCTICAの存在感のなさは異常。みんな「UNIA」は“なかったこと”にしたいのね。かくいう僕も怖くて手を出さなかったために未聴だけど。前々作の時点ですでにつまらなくなりかけていたってのは言わないお約束。
・ 僕のジャケ部門1位はSYMPHONY X。2位がHIM。で、3位がPAIN OF SALVATION(笑)。DVD部門は当然CONCERTO GROSSO。皆様ぜひご覧あれ。

・ さて、毎年恒例のギョーカイ人の嘆き(笑)、今年から2月号から4月号へと移動になったようで。
・ 今回の内容は結構ひどい。話の全体の流れを冷静に追ってみるとかなり意味不明気味、前後で矛盾が散見されるのは放談形式だからってことであえて深く突っ込まないけど、まず一言、聴くべきアルバムが減ったという意見にはまったく同意できない。
・ それと、ヨーロッパとのファン構造の違いに関して、これはメタル原産国圏ヨーロッパと(ほぼ一方的な)メタル消費国たる日本の立ち位置の違いに大きく依拠しているのだから、ある意味では仕方ないとも思う。日本で入手できないCDはないと言ってもいいほどHR/HM音楽は大量にあふれているけど、それを「自分たちのバンドだ、アルバムだ」と感じる所有感覚を抱きにくいのは、バンドの存在を身近に感じられない・バンドの動向が目に見えにくい物理的距離の問題抜きには語れないんじゃまいか。世界が狭くなったとはいえ、日本びいきのアーティストが多いとはいえ、そこにはまだまだ厳然たる壁が存在していると思う。
・ だから、日本のメタル・シーンの奮起を望むってとこは同意。OUTRAGEの復活は大きいのかも。恥ずかしながら僕は彼らの音楽を聴いたことなくて。頑張って中古盤探さなきゃ!
・ 読んでて一番ムッとしたのはマサ・イトー氏の「だから俺は思い切ってさ、もうビッグ・イン・ジャパン復活!みたいな。」(引用)のくだり。あのさー、「ビッグ・イン・ジャパン」のバンドを育てることに殊更否定的だったのは他の誰でもない、あなたたち日本の評論家だったんだよ?B!誌の20周年号のマサ×ヒロセ対談で「俺、90年代中盤から後半には戻りたくないなあ、だって話すことがないんだもん(笑)。人気投票の上位がROYAL HUNT?TERRA NOVA? TEN?うわ、小粒~(笑)」みたいなこと言ってたじゃん、僕の記憶が確かなら。その存在を卑下して、矮小化して、「器が小さい」云々言ってたのはどこのどなた?てか、仮にその批判が当たっているとしても、日本人の特異な感性が独自のマーケットを築いているのだ、と世界にアピールすることの何が問題だったの?例えば、今回のチャンピオンARCH ENEMYの人気も日本発だよね。結局のところ、あんたらの自嘲的なアティチュードが一番の問題だったのでは?
・ この人たちの話を聴いていると、HR/HMの黄金時代を知っていることが強みではなくかえって彼らの弱みになっているような気さえしてしまう。「新御三家、四天王が作れない」なんてさ。
・ ジャンルの細分化・ソースの多様化とともに、リスナーの好みが拡散するのはやむを得ない。昔のようにそれをメタル・ファンの総意としてどこかに一極集中させることは不可能に近いし、またあえてそうする必要もない。今回アルバム部門で20位までにランクインした作品、みんな個性バラバラじゃん?そしてそれって非常に喜ばしいことだと思うのだけど。このリストを見るとHR/HMってやっぱ果てしない可能性を秘めたすげー音楽形態だと思うよ。いやマジで。
・ もひとつ興味深いのが、この2人の「LOUD PARK」への意外なほどの冷淡さ。以前の対談から不思議に思ってたんだけど、この人たちそんなに熱心に見えないんだよね、LPに対して。自分たちがさほど関与していないことが面白くないのか何なのか知らないけど。
・ LPは雑多なメンツを見れば分かるように、「カッコよければ何だっていいじゃん!」という昨今の若いメタル・リスナーのいい意味でのこだわりのなさ・適当さを正確に掬い上げているイベントだと思う。いまの若者は聴く耳がなくて嘆かわしい?んなこたーない。

・ さて、ちょっとモヤモヤを吐き出して気持ちよくなったところで(笑)。いつも投票結果以上に楽しみにしているのが編集部&ライターさんのベスト選出。
・ 大野さんのチューン⑨“Beat It”を演奏しているのはRAINMAKERではなくRAINTIMEです。お詫びして訂正いたします。
・ 藤木さんが10選にPRIDE OF LIONSを入れていないのが意外。でもやっぱり好みが一番近いのはこの人だなあ。頼りにしてます!
・ 幅さん&北井さん、ミートローフを選んでくれてありがとう。。。少しは救われた気持ちになりまつ。
・ 去年は濃厚な情念の込められたプログレ・メタルの当たり年だったように思う。これぞ王道CIRCUS MAXIMUS、男のロマン的冒険心に満ちたTHRESHOLD、地下要塞のごとく堅固なSYMPHONY X、そしてますます怪しい方向へ突き抜けちゃったPAIN OF SALVATIONなどなど(あれ、本家は?)。彼らがあまり選ばれていなくて少し残念だな。特にSYMPHONY Xの文字通りの力作なんか。
・ …と思ったら、作り手側には結構選ばれてるね。ミュージシャンズ・ミュージシャンってやつですか。
・ マイキーのセレクトを見ると、DREAM THEATERが次回作でカオティック・コア路線に突き進みそうな気もして少し戦慄。ファン気質を見せるのもほどほどにね。
・ アメリカのモダンなバンドの作品が人気を集める中、ANGRA勢(+アンドレ・マトス)の素朴なチョイスになんとなくホッとする。自分では結構広く聴いているつもりでも、僕はやはり保守的なHR/HMリスナーなんだなと改めて自己分析。いや、決してそれが悪いってわけではなくね。

・ Jun Kawaiさんのギター・ヒーローの企画がなかなかいいとこ突いてて面白い。B!の編集やってたときにはもっと能天気系のアメリカンな音楽が好きな人っていう認識だったけど。「マイナーでも良いものを皆にもっと知らしめたい!」っていう判官びいき的な記事を書く人にはなんとなく好感が持てる(藤木さんとかね)。僕にもそういう音楽マニアック的な傾向があるからだろうな。

・ THE HAUNTEDのピーター・ドルヴィング、誰だあんたは(笑)。
・ MESHUGGAHのイェンス・キッドマン、頼むからこっち見んな!!(笑)

・ 今回掘り出し物の記事がVINDICTIV。いやー、ここのギタリストは逸材です。ここまでイングヴェイにライバル心をむき出しにしたギタリストが過去に存在しただろうか。
 「あなたの方がイングヴェイよりも優れたギタリストなんですか?」
 「そうだよ」(あっさり)
 …くう、たまらん。ステファン・リンドホルム、いい度胸だ。その名前覚えておこう。
・ が、写真を見てみるとめっきり老けたヨラン・エドマン先生の陰にこっそりと隠れている何だか弱っちそうなステファン君。ええ~、一番左のごつい人じゃないわけ??(笑)

・ CAVALERA CONSPIRACYのインタビューのページをめくるとそこにはカヴァレラ兄弟がガッチリと手を組んだ画が。僕はSEPULTURAに関してはまったく無知ながら、少々グッと来ました。
・ メル・ギャレーの余命が限られているというニュースにはショックを受けた。彼が参加した白蛇の「SLIDE IT IN」は大好きなアルバムなので。少しでも長く生きて欲しい。
・ 編集長いわく、その白蛇の新作「GOOD TO BE BAD」の出来が素晴らしいんだそうな。期待しちゃうぞ!
・ マーク・リアリ(RIOT)がヅラってのは確定情報なんですか?
・ 新生NIGHTWISHのライブ評はアネット姐(ねえ)の力量も含めて非常に好意的に書かれており僕まで一安心。あのときその場に行けなかった自分を恨むぜ…。
・ パーフェクト・ガイドはTRIUMPH。僕はベスト盤しか聴いたことがないけど、これを読むとぜひともオリジナル・アルバムも入手したいところ。いつになるかは見当もつかないが。
・ マーティさんのインタビューは相変わらず最高。この人のメタル観ってかなり変わっていて実に趣深い。一定の傾向が見出しにくい、コスモポリタンというか無国籍人というべきかって感じ。またコラム連載してくれないかな。
・ GAMMA RAY&HELLOWEENのジョイント・ライブはまさに夢の一大イベント!…なんだろう、きっと。年齢やメタルを聴き始めた時期(そしてその時つるんでいたメタル友の嗜好)も関係してか、個人的には両バンドにさほどの思い入れがないんだよなあ正直。こういうメタラーはかなり珍しいと我ながら思う。一通りは聴いてみたんだけど、そこかしこで散見する“陽性”の部分がどうも、ね。
・ MAIDENは見たかった!本当に悔しい!JがLKJGDごDJFDSHふぃ!!

・ 気を取り直して、お楽しみの新譜レビュー。確実に買うのはIN FLAMES。ジャケを見て「デスノート」のLを想起したのは僕だけ?
・ 編集長が93点もつけてしまったACTIONをさてどうするか。実は(幸か不幸か)彼の考えるところの“メロディアス”という感覚は僕のそれと結構似通っていて、ことメロハー系に関しては個人的にそこそこ信頼の置ける評者ではあるのだ。まあ試聴してみましょう。
・ あと気になるのはWORK OF ARTとNOVEMBRE。後者に関しては昨年から気になっていたんだけどなんとなく手が出なくて。最近のイタリア勢の当たりの多さから今回も…とそう上手くいくものか。
・ HELLACOPTERSに関してはまず旧譜から。最近意外なことにR&R系の音が欲しくなる。
・ ジャイス・ランドベリなるギタリストのジャケット・センスには完敗。そのたたずまいから今にもピロピロ音が聞こえてきそうでございます。もう時は2008年、されどまだ2008年。こういう麗しいセンスを持った人もまだまだ存在するのです。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2008/03/07 16:19】 | BURRN!誌 感想 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
>ビッグ・イン・ジャパン
伊藤政則さんが90年代当事にビッグ・イン・ジャパンについてネガティブな発言をしていたのは忘れていましたよ。よく覚えていますね。当の伊藤さん本人も恐らく忘れているんじゃないかな?(苦笑)
ただ、伊藤さんの言動を肯定するつもりはないのですが、90年代のメタル冬の時代ではビッグ・イン・ジャパンについて「日本でだけウケていたって・・・」というネガティブ発言がでたのは仕方が無い面もあります。十年一昔だけど、あの時は世界的にメタルが否定され、オルタナが革新的なロックだと持て囃されていましたから。当事ロッキン・オンのニルヴァーナ山崎(命名は僕)が「メタル十番勝負」なぁんてメタルをコバカにする小連載をやっていましたからね(苦笑)。
だから、日本でだけハード・ロックがヒットしても世界的にヒットしなけりゃ未来は暗いよというネガティブな意見は理解できる。あの当事は本当に売れなかったもの。僕はメタルバブル末期からメタルファンになりましたが、2~3年前まではヒット飛ばしていたバンドがメタルというだけで全く売れなくなったのを目の当たりにしていましから。

>ヨーロッパとのファン構造の違いに関して
80年代は欧米のメタルバンドが来日しては日本全国1000~5000人規模の箱を周って、飛ぶようにチケットが売れていた時代でした。それを知っている親父2人はついつい「ヨーロッパと比べたら」とみっともない愚痴言うのは理解できる。メタルそんな好きじゃない洋楽ファンの女性でも2・3のハードロックのライブへ行っていたような感じですからね。二人はあの時代に美味しい思い(どんなだ)をしているから状況が変わっているのにそういう発言をしてしまうのですよ。
まあ、今のメタル・シーンはヨーロッパ>>>アメリカ>>>>(超えられない壁)>>>>>>日本ですからね。今年のヴォッケンがもうチケット売り切れちゃっているもん。向こうはメタルがサブカル、ポップカルチャーのど真ん中にいるのは明らかですよね。
【2008/03/29 20:50】 URL | 通りすが郎 #/5Bg5sjM[ 編集] | page top↑
長くなるので一回切りました。
それでですよ。親父二人がLOUD PARKに対して冷淡なのもメタル冬の時代を体験していると理解できる。BONJOVIに全盛期の頃のガンズ、モトリーが普通に地上波に出て洋楽あんまり聞かない女性にまで人気があったのを見ているから、LOUD PARKが小さく感じているのですよ、あの2人は。僕は観たことありませんが、BON JPVI、METALLICAが大晦日の東京ドームでフェスやって満員にしている時代を知っていると、言葉は悪いけどLOUD PARKの2日で2~3万人動員なんて鼻くそにしか見えないのでしょう。だから、親父たちはLOUD PARKより若者(特に女・笑)に人気がある若手がでてこなきゃ駄目だと夢物語を言うわけですよ。親父の頭の中は「来たれ21世紀のBON JOVI、METALLICA。」「メタルが日本のサブカル、洋楽のど真ん中だった時代よ帰ってこい。」という声でいっぱいなのかもしれません。
でもね、ここまで親父二人を擁護するようなことを言っておいてナンですが、それはないものねだりなんですよね。
一回90年代で日本のメタルカルチャーが崩壊してしまったのに、あの頃と比べたってどうしょうもないことじゃないですか。浮動票みたいなファンはとっくに去って戻ってこないし。というか、当時オジーをハリウッドのセレブのようにホテルまで追いかけていた女達ってとっくにオバサンになって子育てしながら屁こいているよ(苦笑)。
アメリカも日本同様に90年代にメタルシーンが一度崩壊していますが、ラウドロック(笑)ブームで少しづつ観客がメタルに戻ってきてA7XやBFMVのようなメロディックなバンドまで人気がでるようになるまで10年ぐらい時間がかかっている。
そんなアメリカのメタルシーンが立ち直るのにこれだけ時間かかっているのに、日本でメタルシーンがすぐ復活するわけない。今さら過去に縋ってこぼれたミルクに泣いてもしょうがないよ。
それよりはせっかくヨーロッパのメタルブームを切っ掛けに世界的にメタルに観客が戻ってきているのだから、それこそ旬の若手をBURRN!の表紙にすればいいんだよ(苦笑)。いや、もう親父たちも過去の話をするのは止めたほうがいい。昔よりはマシになったんだから。

長文、連続投稿失礼しました。
【2008/03/29 21:51】 URL | 通りすが郎 #/5Bg5sjM[ 編集] | page top↑
通りすが郎さん、入魂のコメントありがとうございます。しばらくパソコンが使えない状況にあったので、こちらの記事にもコメントを頂いていることに気がつきませんでした。

伊藤さんの考え方がこうだろう、というのは彼の近年の発言からの僕の憶測です。僕がメタルを聴き始めた2000年の末には、ビッグ・イン・ジャパン(以下「BIJ」)ということばそのものが大した意味を持たなくなっていたように記憶しています。

記事にも書きましたが、ことHR/HMの世界において、日本人が優れたバンドを見つけ出す感性やセンスにはやはりどこか特別なものがあると思います(偏狭な選民意識や排他性の表明ではありませんので誤解なきよう)。たとえ世界のHR/HMコミュニティがどのように移り変わろうと、日本だけは「良いものは良い!」の姿勢を貫くことで、売れなくて腐りかけている良質なバンドたちの「受け皿」になってあげることの意義は計り知れないのではないかと。BIJを肯定する・しないはともかく、否定する理由がまるで見つからないのですよね。かつてBIJと呼ばれたバンドの音楽はほぼ例外なく僕の心の琴線にも触れるので、なおのことそう思います。

ものすごく正直に言えば、僕個人はただひたすら自分の喜びを追求するがために音楽を聴きあさっているようなマニア型の人間なので、HR/HMを取り巻く世界の動向がどうとかこうとかってのははっきり言って二の次です。こうした性向もあって(だからこそ)、僕にとって「日本だけで売れていたって…」とBIJにグチグチ言っていた評論家のおじさんたちの存在は率直に申し上げてめんどくさいだけなのです。「良いものは良い!」でいいじゃありませんか。

>今さら過去に縋ってこぼれたミルクに泣いてもしょうがないよ。

おっしゃる通りですね。80年代のようなメタル狂騒曲を再びぶちあげることはおそらく不可能ですから。というか、あの時代はメインストリーム・ポップスに対する文字通りのオルタナティブとしてのハードな音楽、すなわちHR/HMへの潜在的な需要が存在したからこそ、必要以上に持て囃されてしまったという側面も少なからずあるのではと思います。皆が聴いてるポップスが好きになれないから代わりにメタルを聴くぜ、なんていうロックな兄ちゃん・姉ちゃんも多かったんじゃないかなあ、なんて。HR/HMの内部だけでなく、ポップスのジャンル(音楽性)そのものが細分化に細分化を重ねた現在、かつて「ポップス」というおおまかな括りへの有効な対抗軸たりえた「ハード」「ヘヴィ」といったHR/HMならではの特性も、消費者に与えられた無数の選択肢の中の一つという立ち位置に留まらざるを得ません。そしてそれは仕方のないことでしょう。

僕たちファンがHR/HMのために出来ることがあるとすれば、それは「なぜ、僕たちはこんなにもHR/HMが好きなのか?」という根源的な問いを突き詰め、その魅力を大いに語り、コミュニティの内外に広くアピールすることだと思います。非常に地味な作業ですが、僕も含めて妙に理屈好きが多い(笑)HR/HMファンなら出来るでしょう。

愛読するBURRN!誌に関しても同じことです。その際、評論家やライターがバンドを選別してシーンを動かすのではなく、読み手・聴き手がそうするために自分たちには何が手伝えるのか、という視点で考えてあげることが重要なのだと思います。メタルを聴くための「指標」とか「教科書」といったような大上段の構えや驕りをすぐさま捨て去って、優秀なコンサルタント、あるいはコーディネーターのような存在にマイナー・チェンジしてもらえればな、なんて思います。なんだかんだ言いつつ、B!誌がなくなればいろいろと困った事態になりそうなので。

すんごい乱文になりましたが今回はこの辺で。
【2008/04/03 19:35】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
>BIJにグチグチ言っていた評論家のおじさんたちは
>率直に申し上げてめんどくさい

音楽を楽しんでいる側からすればそうですよね。同感です。
ただ、当時は他の音楽誌がBIJを嘲笑していたからなぁ。クロスビート、ミュージック・マガジンもBIJを標的にしていたけど、特にロッキン・オンとか、ロッキン・オンとか、ロッキン・オンとか(笑)。
総合洋楽誌の嘲笑を振り切って他の音楽ファンに「良いものは良い!」と主張をするのは根気がいりましたよ(遠い目で)。
今BFMVとA7Xを平気でカラーページで載せてしまう洋楽誌への怨念はさておき、むーじゅさんの世界の動向よりと「良いものは良い!」いう態度は大切だと思います。

>消費者に与えられた無数の選択肢の中の一つという立ち位置
同感です。世界的に人気があったHIP HOPもポピュラー・ミュージックの一ジャンルに落ち着いた感もありますし、メタルもたくさんある音楽ジャンルの一つになったんだと思います。
だから、メタルというジャンルが演歌のように先細りしないようにするには外に向けて良さを語ることが大切だし、時にはジェロ(笑)のようにジャンルを超えて人気が出そうな若手はマスコミとファンが一緒になって盛り上げてやることが大切なんじゃないでしょうか。
【2008/04/04 23:08】 URL | 通りすが郎 #/5Bg5sjM[ 編集] | page top↑
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