新譜の小レビュー×2 (LIONVILLE, WHEELS OF FIRE)
LIONVILLE (2013) / Ⅱ
WHEELS OF FIRE (2013) / UP FOR ANYTHING


もう2月も終わりが見えてきましたが、今年の新譜レビューはこの2枚から行きましょう。

lionville2nd.jpg イタリアのマルチプレイヤー、ステファノ・リオネッティ率いるLIONVILLEはバンドっぽさを増したこの2ndで更なる名声を得ることになると思う。音楽性はもちろんソフトかつロマンティックに洗練された極上のAOR。前作(レビューはコチラ)の“Here By My Side”ほどの曲はなくとも、アルバム全体の完成度はその1stをも上回らん勢い。元CHICAGOのビル・チャンプリンが特徴的な声で主役を張る爽快なハイライト曲の“Higher”から、一転してセンチメンタルな“No Turning Back”へ繋げる流れは完璧の一言。終盤を引き締める“Shining Over Me”のアレンジも絶妙。そして現代メロディックロック界の「顔」としての地位を着実に築きつつあるラーズ・サフスンドのクリアな美声にはまたも惚れ惚れ。WORK OF ARTが彼の基盤であることに間違いはないだろうが、このLIONVILLEにも可能な限り関わり続けてもらいたい。うっとり夢見心地の1時間弱。メロディ派のみなさん、買いです。


wheels of fire 2nd  そしてこちらもイタリア産のWHEELS OF FIREの2nd。かのミケーレ・ルッピにレッスンを受けたというVoの経歴にも納得の清々しい歌声を中心に据えた健康的なメロハーで、僕が即座に思い出したのはスペインの91 SUITE。あれをもう少しアメリカンで朗らかな方面に寄せた感じかしら。なにせ1stのタイトルは「HOLLYWOOD ROCKS」だもんねえ(笑)。と言いつつ、抑制の効いた哀メロにグッとくる“Pain”あたりを聴くと、ただの和み系では終わらせない懐の深さも感じられて◎。曲の雰囲気を変える力量を持ったテクニカルなGも耳を惹く。“Yesterday's Gone”みたいに半端な曲を大切な終盤に配してしまうあたり、まだまだマイナーっぽさも見え隠れするものの、今後に期待大の若手バンドとしてぜひ名前を憶えておきたい。2曲目に客演しているジェイムズ・クリスチャン、HOUSE OF LORDSではそのあまりに濃厚で男らしい声に正直疲れてしまうこともあるのだけれど、こうしてピンポイントで聴くと抜群にカッコいいですねー。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2013/02/23 23:07】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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