去年のお買い物・その1 (MARA、MESSAGE)
MARA (1994) / POETRY & MOTION
MESSAGE (1998) / FINE LINE


そういえば去年は珍しく新譜買いにうつつを抜かしていて、旧譜探しがおろそかになっていたなあ。なんですが、決して買い物をしていなかったわけではないので隙を見て少しずつまとめ。両方とも¥250を半額セールで発見。

マラじゃなくてマーラなMARAの2ndはいつか聴いてみたい作品だったので、見つけて思わずこっそり喜びの舞い。テクニカルな要素を随所に織り込みつつ、ヘヴィさを抑えた音作りと巧みなKeyアレンジで空間を広く確保した実に個性的なハードポップを聞かせてくれる。それでいて独りよがりな自己陶酔感を感じさせず、なんて言うか、とても「音楽」っぽい。アタマ数曲を聴いてすぐにこれは「アタリ」だと確信できた。アメリカのバンドながら泣きの感覚を大切にした感傷的なメロディ&ハーモニーが素晴らしい(1曲目からして“Sentimental Warning”だものね)。ハイトーンVoはいまの2012年現在の基準で考えれば決して上手くはないながら、表現力になかなか長けていてこの音楽性にはピッタリ。“Breaking The Silence”のハードロッキンな疾走感が僕はことにお気に入り。3rdの「AMERICA」もいつか奇跡の発見なるか。余談ながら、ここまで誤字まみれのライナーはとても珍しい(執筆者はもちろん僕らの藤木先生)。「一本槍」が「一本檜」とはこれいかに。

2枚目はMESSAGE。“MESSAGE is Dean Fasano”とある通り、実質的にはディーン・ファザーノ(Vo)のソロプロジェクトのよう。作曲者にはジョン・ボン・ジョヴィ(彼にしては凡曲だけど)、アルド・ノヴァ(聴いたことないけど)、デイヴ・ローゼンタール(RED DAWNを探してかれこれ10年)などの顔ぶれが。加えて演奏陣にはマイク・ウォルシュ(DEPARTURE)、ラッセル・アルカラ(ARCARA)、プロデューサーはケニー・ケイオス(THE DISTANCE)と…メタル初心者の頃に頑張って「BURRNIN’ VINYL」で名前を覚えようとしたメンツの雨あられ(笑)。音楽的には同じ「Escape」のCHANGE OF HEARTあたりを想起させる、Key主体型のレトロなハードポップ。このあまりにあんまりな野暮ったさ、もしかして80年代のお蔵入り音源だったのかなあ(外盤なので詳細は分からず)。主役たるディーンの声も正直かなり不安定なのだけど、感情の揺れを抑えることなくそのまま録音したかのような歌唱には妙に引きずられる何かがある。3曲目の“Jealous Heart”、6曲目“Think Of Me”なんかその不器用な人間味にかえってグッと来るねえ。捨て曲も少なくないし、おおっぴらに人様にオススメするのは少し憚られるけれど(笑)、新譜買いだけでは味わえない密やかな喜びを久々に教えてくれた一枚でした。

【2012/01/29 22:56】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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