WORK OF ART (2011) / IN PROGRESS
workofart2011.jpg 1. The Rain 2. Nature Of This Game
 3. Once Again
 4. Never Love Again
 5. Eye Of The Storm
 6. Until You Believe
 7. The Great Fall
 8. Call On Me
 9. Emelie
 10. Fall Down
 11. Castaway 12. One Step Away


多くのメロディ派リスナーが待ち望んでいたであろうWORK OF ARTの新作2nd。

なんちゃって、僕は各所で大絶賛されたデビュー作の「ARTWORK」に完全にはのめり込めなかったクチで、今回も自称メロディ派の矜持にかけて(笑)一応は手を出してみたものの、発売が待ちきれないほどの過大な期待をかけていたわけではなかった。前作はあまりにもサラリと洗練されすぎていて、その分だけ肝心のメロディが突き抜けきらないという感想を持っていたし、それはこの2ndのレビューを書くために何度か復習した今でも変わっていない。

…しかし、本作。いやあ、驚いた。これはメッチャクチャ良いではないですか!

僕のようなTOTO素人にさえ「TOTOっぽい」と思わせた軽妙洒脱な要素はいくらか後退し、その分フツーのメロディアスハード路線に大きく舵を切ったような印象。全曲を手がけたロバート・サル(G)にどういった心境の変化があったのだろう。もしかしたらW.E.T.に参加したことがひとつの転機になったのかもしれないが、いやはやしかし、そのハードさと分かりやすい躍動感を手にしただけでここまで僕好みに変貌してくれるとは!

オープニングの“The Rain”~“Nature Of This Game”にほとばしる勢いからして前作との違いを思い知らされる。SURVIVORとJOURNEYが結婚して熱烈に抱き合っているかのような4曲目“Never Love Again”で僕は完全にノックアウト。“Until You Believe”の流麗なGソロは今年のベストに必ず食い込んでくるだろう。ビデオが作られた“The Great Fall”から始まる後半戦でもその勢いは最後まで途切れず、特に鮮烈な“Emelie”あたりは誰にとってもハイライトになりうる名曲。もちろん彼らの特徴であるTOTOっぽさはいまだ随所で活きており、“Once Again”のようにマイルドな曲の存在は予想外のテンションの高さに引きつっていた頬の力を緩めてくれる意味で効果的。このバンドにしては珍しくちょいと土の香りのするヴァース&ブリッジから、「らしい」サビメロに展開する落差にシビれる“Castaway”も素晴らしいし…なんて、思わず全曲を紹介したくなるほどの大きな粒揃い。

先日ラーズ・サフスンド(Vo)が参加したLIONVILLEのレビューの締めに「メロディ派必聴」と書いたけれども、そこに「まずはこのWORK OF ARTの2ndを聴いてから」という条件を付け足しておきます。課外活動のほうが優れていて本家のほうはまあまあ、なんて事態もチラリと予想していたんだけど、これは大変なご無礼でございました。率直に言って、大好きなW.E.T.の1stさえ凌駕するほどの出来ばえだと思います。1stを聴いて「騒がれるほどではないな」と思われた諸兄も、どうかもう一度このバンドにチャンスを与えてあげてください。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2011/11/06 23:47】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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