ROB MORATTI (2011) / VICTORY
rob moratti 1. Life On The Line
 2. Everything But Goodbye
 3. Lifetime
 4. Power Of Love 5. Hold That Light
 6. On And On 7. Take It All Back
 8. I Promise You
 9. Standing On The Top Of The World
 10. Jennie
 11. Now More Than Ever
 12. Don't You Look Back Now


麗しきFINAL FRONTIER(以下FF)のVoとして僕を魅了してくれたロブ・モラッティが復活!

2006年に4th「FREELIGHT」を発表して以来とんと音沙汰のないFFは、僕にとって非常に大切なバンドだ。超・傑作2nd「THE SECOND WAVE」以降の3枚で聞かせてくれた爽快ハードポップの充実度は、数多の同系統バンドの中にあってもアタマひとつふたつ飛びぬけていたように思うから。ペッコリした独特のプロダクションだけがたまにキズだったが、慣れるとあれはあれで趣深いと思うのはファンの欲目だろうか(笑)。

その看板であったロブが老舗プログレバンドのSAGAに加入していたとは知らなんだが(現在は脱退)、やはり彼が歌うべきは本作のように純なメロディックロックだろう。音楽的にはFFから距離をほとんど感じさせない路線で、彼らの不在を嘆いていた僕のようなリスナーならばきっとドンピシャ。「爽」よりも「哀」に重点を置いた作風だが、それもまたをかし。とにかく良質な叙情メロディがぎっしりと満載されている。日本盤ボーナス“Don’t You Look Back Now”がこれまた素晴らしいので、少々お高くてもそちらをお奨めします。

“High Tension Wire”という形容がピタリとハマるロブのハイトーンVoは当然のごとく健在…どころか、その表現力がさらに成熟しているのが本作の美点。たとえば“Lifetime”や“I Promise You”あたりの繊細なタッチはFF時代を軽ーく上回っている。Voハーモニーの使用頻度を少なくしたことで、その美声がかえって際立っているのも◎。人によってはキンキンうるさいと思うのかもしれないが、この声がもたらす快感はやはり特別なのだ。

それからもうひとつ特筆すべきはかのレブ・ビーチ(WINGER、WHITESNAKE)の全面的なゲスト参加。華やかな技巧こそ抑え目ながら、実に味わい深いリードGを聞かせてくれて嬉しい。

あえてゼータクを言えば、瞬間最大風速ならあのTERRA NOVAさえ超えて世界一かと思わせるFF最強の武器、「恥ずかし成分」が本作では控えめな点がちょびっとだけ物足りないかな。「君はボロをまとったシンデレラさ」とか、「ライツ!キャメラ!アックショーン!!」みたいな(←ファンなら分かるはず!)、40歳前後の男どもが書いたとは思えないほどにヒドい曲(最上級の褒めことば)をまた聴いてみたい。B!誌のインタビューを読む限りFF復活の可能性は小さくなさそうだから、それまでは充実の本作を聴いてのんびり待ちましょう。仮に次の作品がまたロブのソロ名義であっても、この路線ならば熱烈に大歓迎だけどね!


ここからしばらくはメロハー系のレビューが続きます。今年は豊作ですなあ。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2011/11/06 14:31】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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