ANUBIS GATE (2011) / ANUBIS GATE
anubisgate.jpg 1. Hold Back Tomorrow
 2. The Re-Formation Show
 3. Facing Dawn
 4. World In A Dome
 5. Desiderio Omnibus
 6. Oh My Precious Life
 7. Golden Days
 8. Telltale Eyes
 9. River
 10. Circumtsanced


ひっさびさのデンマーク産メタル。ずっと前から興味があったのに、聴くのはこれが初めてになるANUBIS GATE。納得の¥891で新品をお買い上げ。

分かりやすく歌メロを聞かせることを「主」、それを実現する高度な演奏はあくまでも「従」という音楽性のプログレメタルは、ここ数年の若手・中堅バンド(特に北欧勢)が追い求めてきたこのジャンルのトレンドに沿うものかと思う。しかしまあこのANUBIS GATE、とにかくそのメロディがズバ抜けて良いのだ!落書きみたいなジャケで敬遠しないでね。

セルフタイトルを冠した本作、実は中心人物であったヤコブ・ハンセン(Vo)が脱退して初めて発表される心機一転の作品なのだそう(一部の作曲やプロデュース、ミキシングなどは彼が引き続き担当)。それに伴いベーシストのHenrik Fevreなる人がVoを兼任しているのだが、その歌唱が実に見事で、いままで専任ではなかったことが信じられないくらい。時々アンディ・クンツを思い起こさせる粘っこい表現力を発揮している場面が見つかって、僕のようなVANDEN PLASファンには非常に美味しい。が、そのVANDEN PLASほど孤高の音楽っぽいわけではなく、より幅広い層に受けそう。誰が歌メロを書いたのか全曲のクレジットにしっかり記載されていることからも、このバンドの目指す方向が見えてくる。

“Facing Dawn”のじんわり泣きメロ、“World In A Dome”のスリリングなインスト&一転して叙情的なGソロ、“Golden Days”が醸し出すモダンな透明感、“Telltale Eyes”で聞かれるちょいとMETALLICA的な疾走感、それぞれがとても印象的。なんたってこの人たち、山あり谷ありの緩急をつけた展開が非常に上手い!これならプログレメタルは難解で眠くなるという諸兄でもイケるのではないか。

と、感動しきりな僕のハイライト曲はオープニングの“Hold Back Tomorrow”と、終曲の“Circumstanced”。一気にANUBIS GATEの世界に引き込まれるゆったりサビメロの前者、劇的な構成にいつも胸の高鳴りを抑えられなくなってしまう後者。この感動のためにアルバムを必ずフルで聴き返したくなる。

これは相当に素晴らしい。今年の作品群で言えば、流麗すぎる歌メロがどうにも耳に残りにくいSEVENTH WONDERの「THE GREAT ESCAPE」は言うに及ばず、PAGAN’S MINDの「HEAVENLY ECSTASY」さえ超えているというのが個人的な評価。旧作もぜひ遡って聴いてみたくなった。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2011/10/16 18:44】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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