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GOTTHARD (2011) / HOMEGROWN – ALIVE IN LUGANO
gotthard-lugano.jpg 1. Intro 2. Unspoken Words
 3. Gone Too Far 4. Top Of The World
 5. Need To Believe 6. Hush
 7. Unconditional Faith
 8. Acoustic Medley 2010
 9. Shangri La 10. I Don't Mind
 11. Heaven 12. The Oscar Goes To...
 13. Lift U Up 14. Leo Vs. Steve 
 15. Sister Moon 16. Anytime Anywhere
 17. The Train (unreleased studio truck)


あの信じられないような知らせが届いてからもう1年が過ぎました。稀代のハードロック・ヴォーカリスト、スティーヴ・リーを擁する編成で2010年7月17日に収録されたGOTTHARDのライヴアルバム。場所は彼らのホームタウンと言うべきスイスのルガーノ。

結局「NEED TO BELIEVE」からの新曲をライヴで聴くことは叶わなかった。が、GOTTHARDは新作が出来たらその新曲をライヴできちんと披露するという単純明快な哲学を20年間ずーっと守ってきた叩き上げのバンド。往年の名曲たちの中にすっかりと溶け込んでいる“Unspoken Words”や“Need To Believe”には胸がいっぱいになった。順調にバンドが続いていれば、きっと多くのファンからいつまでも愛される存在へと昇華されていたことだろう。ライヴ「第二部」の幕開けを飾るに相応しい“Shangri La”のどっしりとした粘り気も、初期のタフなグルーヴ感を思わせる“I Don’t Mind”も最高のひと言だ。

スティーヴの声は絶好調で、ライヴならではのラフなエッジを効かせつつ、基本的にはスタジオ盤とほとんど質の変わらない(当たり前のようにサラリと書いているが本当に凄すぎる)、熱く、太く、逞しく、時に繊細な歌唱を存分に楽しませてくれる。オーソドックスかつツボを心得た客煽りも絶妙。僕がかつて2度のライヴで心の底から感動した通りだ。歌い手からすれば相当の難曲(にして名曲)である“Rebel Soul”あたりも聴いてみたかったな、なんてふと思ってしまうのだが、残念ながら時計の針はもう二度と元には戻らない。47歳にしていよいよ絶頂期・円熟期を迎えんとする素晴らしいパフォーマンスをこうして遺してくれたことに感謝するのみ。

そのスティーヴを除いたバック4人の演奏は、超絶とかテクニカルとか何とか決してそういう類のものではない。レオ・レオーニの勢い重視のGなんて、技巧派ギタリスト好きが聴いたら顔をしかめそうな場面が正直いくらでも見つかるもの。でも以前にも書いたとおり、このGOTTHARDは「バンド力」がとにかくハンパじゃない。このありえないほどの一体感と熱気に触れれば、細部をとやかく言うのは野暮というもの。ただただカッコいい、それでいいのだ。

未発表スタジオ曲の“The Train”は「D-FROSTED Ⅱ」用に作ったとされるアコースティック曲。スティーヴの歌唱に宿る瑞々しい生命力は最後の最後まで失われることはなかった。

付属のDVDにはスティーヴを失った4人の追想インタビューと、1999年の大晦日に同じくルガーノで行われた年越しミレニアム・ショウの模様が20分程度ずつ収められている。贅沢を言えば2010年のライヴをきちんとした映像で見てみたかったが、吐く息が白いほど寒い野外でもまったく普段通りの歌を聞かせる往年のスティーヴの姿も良い。その99年のショウ、“Let It Rain”のバックドロップにチラと映る“Who did say this life’s gonna last forever?”(この人生がいつまでも続くだなんて、いったい誰がそんなことを言ったんだい?)の一節には、不覚にも涙腺が緩んだ。本当に大切な人を失ってしまったんだなあ。正直に言うといまだに実感がわかないんだけどね。

そのDVDでも語られているように、GOTTHARDはスティーヴの後任を迎えて活動を継続することをすでに発表している。GOTTHARDは僕の人生を変えてくれた数少ないバンドのひとつ。何がどうあれ、いつまでもどこまでも応援していきたい。そして改めて、その稀有なる歌声にありがとう。スティーヴ・リーさん。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2011/10/08 23:00】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
こんばんは。Steveの悲しいニュースから1年が経ちましたね…。僕もまだ実感がわかないのですが、後任シンガーを含めたバンドショットや実際の歌声を聴いた時に改めて現実を受け止めることになるんだと思います。Steveのライブ作品としておそらく最後になるであろう本作も素晴らしいようですね。買おう買おうと思いつつ先延ばしになってましたが、むーじゅさんの記事を読んで早くゲットしなくては!とAmazonで注文しました。個人的には8. Acoustic Medley 2010と14. Leo Vs. Steveが凄く気になります。
また、この記事とは直接関係ありませんが9月以降の新譜レビュー連発が音遊生活ファンとして嬉しいです!
【2011/10/20 22:57】 URL | よしよ #-[ 編集] | page top↑
よしよさん、こんにちはー。

もう一年ですよ、早いですね。あのニュースを知ったときの衝撃を忘れることは生涯ありえないでしょう。

本作でのスティーヴの歌唱は当然ながら実に素晴らしいです。できればDVDの映像も2010年のものがよかったんですが、こればかりはね。商品としての体裁の整っていなさ加減が、あまりに急すぎたスティーヴの喪失を端的に物語っていると思います。メンバーもライヴのクルーもマネージメントも、その数日が結果的にスティーヴの最期のライヴになるとは誰も考えていなかったでしょうから。本当に何であんな事故が起きてしまったのか…返す返すも無念です。

僕にしては非常に珍しい新譜レビューの連発はもう少しだけ続きますので、よろしければお付き合いください。
【2011/10/22 16:41】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
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