6月のお買い物・その1 (PAGAN'S MIND, TYR etc...)
次回の更新で新譜をさらにバーンと。

(新譜)
PAGAN’S MIND (2011) / HEAVENLY ECSTASY (limited-edition)
TYR (2011) / THE LAY OF THRYM


・ 以前から評判の高いノルウェーのPAGAN’S MINDを聴くのはこれが初めて。Amazonではなぜか限定盤のほうが通常盤よりも安かった。この作品に限って言えばプログレ性は完全に「従」で、普通のヨーロピアンメタルを愛好する人にこそお奨めできそうな作品。後半に進むにつれて徐々にメロディの魅力が薄れるような気もするけど、前半数曲の畳み掛けを聴けるだけでも買った意味あり。特筆すべきはGの存在感で、刺激的なリズム、歌心のある滑らかなソロともにセンス良すぎ。ザ・北欧のギタリストって感じ。声の使い分けが巧みなVoもなかなかの実力者。
・ デンマーク領フェロー諸島出身という情報が目を引くTYRもお初。下に貼った“Hall Of Freedom”を試聴した時点で即・購入決定。これとオープニングの“Flames Of The Free”に出会えただけでも十分すぎるほど価値がある一枚。いやあ何が嬉しいって、最近のフォーキーな勇壮系メタルには珍しく、全編を通して普通声でメロディを歌い上げてくれること!そのVoは特別に上手いわけではないんだけど、むさ苦しい見た目に反して(失礼!)声の響きがどこか上品で好印象。パタパタと「中速で疾走する」曲が多いのも僕は好きだな。BLIND GUARDIANやFALCONERなどが好きな人にぜひ聴いてみてもらいたい。

(旧譜・新品)
FOREIGNER (2009) / CAN’T SLOW DOWN

・ CD2枚にDVDがついて¥700ちょいのお買い得。これでFOREIGNERのオリジナル作には一応すべて耳を通したことに。バラード主体のしっとりした音像の中でケリー・ハンセンの声が伸びやかに踊る。僕はこの人の歌を初めて聴いたけど、オトナの情感に溢れていて実に良い。この声プラス、マーティ・フレデリクセンと組んだことも奏功したか、若々しさと懐かしさが上手いこと両立した好盤に仕上がっている。極初期を彷彿させる“Too Late”がハイライトかな。CD2枚目はケリーを擁する布陣でのグレイテストヒッツ・ライヴ。過去の曲もよく歌えている。DVDは未視聴。

(旧譜・¥500)
AT VANCE (2001) / DRAGONCHASER
PETE SANDBERG’S JADE (2001) / ORIGIN


・ AT VANCEの3rdは…うーむ、前半3曲の怒涛の押しが嘘のような中盤以降のまったり加減が正直しんどい。もちろん質は高いのだけど、飛躍の2nd「HEART OF STEEL」および最高傑作の呼び声高き劇的な4th「ONLY HUMAN」に挟まれると二段くらい落ちるなあ。
・ ピート・サンドベリのJADEは1st発見からさほど時を経ずして2ndをゲット。その1stよりもメロウなAORムードが高まっているような気がする。これは僕にとっては歓迎すべきこと。オープニングの“Northern Light”はどうやらMADISON時代のリメイクだそうで、youtubeで探してみると実はオリジナルのほうが5倍くらい良かったりする(笑)。1st同様これぞの決め手には欠けるものの、まったりと甘い声にじっくり浸れる和み系の一枚。日本盤ボーナス曲は雑音が不快で蛇足。

(旧譜・¥250)
NARITA (1994) / CHANGES
ORIANTHI (2010) / BELIEVE
PROTEST THE HERO (2006) / KEZIA


・ なぜこのバンド名なのか一度聞いてみたかったNARITAは、ROYAL HUNTファンに何かとおなじみのケニー・リュプケを擁したバンド。音楽性は一応テクニカルなツインギターの煌めく正統派メタルと呼んで差し支えないと思うが、どこか捉えどころのない印象を受ける。様式にこだわらない様式美というか。突然ラップが炸裂する曲には大笑い(ちなみに僕はラッピングという技法そのものに抵抗はほとんどない)。改めて聴くとジョン・ウェストに似ているケニーの歌の上手さは流石だし、“What The Hell Is Going On?”あたりは素晴らしいけれども。高速ツインリードをはじめカッコいいパートは随所に転がっているので、そういう「部分聴き」が出来る人にはお奨め。
・ 故・MJが大抜擢したギタリストとして時の人となったオリアンティのデビュー作がかなり良い。そうした話題を抜きにしても、純粋に音楽的な意味で素晴らしいのだ。頭3曲のインパクトは絶大で、これを聴けば多くの人がオリアンティの音楽家としての総合的な才能に一目置くことになると思う。特に歌唱面の意外な実力は嬉しい誤算。その他にもDAUGHTRYっぽいニューアメリカンな曲やギタリストとしてのプライドをのぞかせるハードなインスト、そして女性らしいたおやかなバラードまで、手を変え品を変え聞かせてくれる。あとは時に目立とうとしすぎてしまうGプレイが場面ごとの押し引きを心得てくれれば言うことなし。
PROTEST THE HEROのデビュー作。超テクニック志向な複雑ピロピロ系のメタルにキャッチーなメロディがそこかしこで絡んできて面白い。リズムチェンジまみれの楽曲群は非常にプログレッシヴながら、決して支離滅裂な印象はなく、「音楽」を聞かせることに十分配慮していることが伺える。ハードコア系の出自を感じさせる、純メタルとは少し質感の異なる疾走感も爽快でクセになりそう。たまにはこういうのもいいよね。

(旧譜・¥125)
AMERICAN HI-FI (2010) / FIGHT THE FREQUENCY
SINERGY (1999) / BEWARE THE HEAVENS


AMERICAN HI-FIは久々の復活作をアホみたいな値段で発見!タイトルからして傑作だった“Geeks Get The Girls”ほどの激キャッチーな名曲は収められていないものの、どこか郷愁を覚えさせるアメリカン・ポップロックは良い意味で以前のまま。以前B!誌で「哲学者みたいな風貌」と形容されていた気難しそうな顔のDsがしれっと復帰しているのもなんとなく嬉しいな。
・ 女傑キンバリー・ゴスが4人の屈強な男たちを従えたSINERGYの1stはCDケースがオール紫。人間としての芯のような何かを感じさせるキンちゃんの歌はやはり普通に上手く、演奏面のお膳立ても完璧なんだけど、メロディに関してこれぞ!と納得できる曲が見つからない。僕は2ndや3rdのほうが好きかな。


(おまけ)

AMERICAN HI-FI / Lost (女の子がもうひたすら可愛い)

FOREIGNER / Too Late (最近はこういう渋い曲がやけに染みるのです)

MADISON / Northern Light (これぞ北欧メタル!)

ORIANTHI / Bad News (リンク先の敏紫さんも絶賛されていました)

PAGAN’S MIND / Walk Away In Silence (この曲はQUEENSRYCHEっぽいのが良い)

TYR / Hall Of Freedom (僕が珍しく即買いをした気持ちが分かってもらえますか?)

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2011/07/18 03:28】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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