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9月初めのお買い物・その3 (CROSSFADE, RED)
CROSSFADE (2003) / WHITE ON BLUE
RED (2006) / END OF SILENCE


これは旅行先とはまた別のお店で。両方とも外盤で¥250なり。かなりいい買い物。

見つけたときに思わず「おお…」と静かに声をあげてしまったのは、スウェーデン産のプロジェクトCROSSFADE。音楽性は聴感上の心地よさを完璧なまでに計算し尽くしたザ・プロフェッショナルな北欧AOR。「WHITE ON BLUE」という表題とお洒落なジャケットが本作の世界観をかなり適切に表現している。歪んだGのフィーチュア度はかなり低く、代わりに8曲で軽やかなコンガ/ボンゴが入っているのが特徴的。そのうち2曲ではホーン・セクションも少々。その洗練のレベルたるや…うーん、これはNISSANのコマーシャルふうに表現すると「mooju meets luxury」ってな感じでしょうか。僕の音楽遍歴で出会ったすべての音楽の中でも最上級と断言できる究極の「雰囲気モノ」。HR/HMを語る上でこの形容は本来ネガティブな文脈において使われるけれども、ここまで徹底していれば話は別。ただ聴いているだけで自分がワンランク上の人間に引き上げられるような錯覚に陥る。

そして何と言っても、本作を特別な存在にしているのはあまりにも繊細でシルキィなヨラン・エドマン先生の絶・美唱に他ならない。時に吐息混じりのその声がただひたすらに美しい。純粋に歌唱の魅力だけを抜き取れば、あの素晴らしきSTREET TALKの「RESTORATION」やKHARMAの「WONDERLAND」をも超えているのではあるまいか。ふと油断していると目元と唇の端がトローンと蕩けて白昼夢状態になってしまう(気持ち悪いね!)。先生がその本領をフルに発揮できるのは、幸か不幸か、やはりメタルから距離の離れた音楽なんだろう。ゆえに荒ぶる鋼鉄魂を持ったメタラー諸兄にはまったくもってお奨めできないが、日本全国1万人のヨラン・マニアは何をおいても必聴。僕はこれでまた先生に対する敬意を一段と深めました。

米国産モダン・ハードロックの注目株REDは本国でミリオン・セールスを記録したデビュー作。日本盤も出た2nd「INNOCENCE & INSTINCT」(拙レビューはコチラ)と比較しても何ら見劣りせず、遅効性の毒のようにじわじわと聴き手の心を絡め取るダークがかった音像はこの時点でほぼ確立されている。「遅効性」と言いつつ、深く沈みこむような陰影あるメロディは十分すぎるほどにキャッチー。1枚目でこれほどの完成度の作品を提示できるとは、この人たちやはりタダモノではない。彼らの個性であるストリングスの大胆な導入はもちろん、何かを予感させるピアノイントロを1曲目に持ってきたり、ラストで4曲目の“Already Over”をゆったりとリプリーズしてみたり…。アメリカンなハードロックにしばしば欠落しがちな大仰なドラマ性に対するこだわりが全編を埋め尽くしていて頼もしい。パッと聴きの印象は正直やや単調だし、またBURRN!誌などが定義するところのオーソドックスなHR/HMとは異なる文法によって作曲されているので古典派リスナーの方には苦しいかもしれないが、僕はこういう音楽も大好き。ここ日本でもさらなる人気を集めてしかるべき優れたバンドだと思います。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2010/10/23 08:22】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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