いつぞやのお買い物 (GLORY, SKITZOTIK)
GLORY (1991) / 2 FORGIVE IS 2 FORGET
SKITZOTIK (1995) / SKITZOTIK


両方とも¥250で購入。これまたいい買い物。

そのGLORYの2ndは期待を裏切らぬ出来。ヤン・グランウィックの流麗極まりないGに集約されるネオクラ要素が実は「従」で、基本的にはポップ寄りのメロディック・ハードロックを聞かせるバンド。“Miracles”のようなネオクラ色の強い曲にも開祖インギーさんの単なる模倣には陥らない独特のセンスが感じられる。やや上ずり気味のVoもこの手の音楽にはうってうけのメロい表現力を持っていていい感じ。クレジットだけで判断するとどうやらこのVoがメイン・ソングライターのようで少々驚いた。おととし見つけて夢中で聴き込んだ1st「DANGER IN THIS GAME」と比較すると、専任Keyが居なくなったことも影響しているのか北欧的な繊細さは少-し減退して聞こえるが、より音がたくましくなって普遍的なハードロック方面に接近したこの路線も僕は大好き(Dsもなかなか気合入ってる!)。単なるネオクラ一味の枠には納まりきらないヤンの多彩な技術を生かす方向へ針路を取ったってことなのかな。その代表たる“Love Never Lasts”はメロディ派リスナーが泣いて喜ぶであろうちょい泣きポップの名曲。タイトル曲のKeyアレンジ(“surrender~♪”のあたり)はNATIONを彷彿…っていうかNATIONがこのGLORYからも影響を受けたのだろう。まあ何にせよ本当にいいバンドだ。ヨラン・エドマン先生が参加したらしいこのあとの作品群も聴いてみたい。あまり評判はよろしくないみたいだけど。

相当にドイヒーなジャケにもへこたれず買ってしまったSKITZOTIKはこの1枚を残して消えたLAのバンド。読み方は「スキツォティック」だそう。僕が買ったのはアルファから出ていた日本盤。これがジャケや出身地からは予想も付かないガチな正統派ハードロックをエネルギッシュに聞かせる好作で嬉しい驚き。似た音楽性のバンドは意外と頭に浮かばないが、能天気なパーティーロック路線を徹底的に排除した男らしさと、炸裂感みなぎる演奏の痛快さは文句なく買い。高音部で急に線が細くなるのはあまり好かないけれど、こってり骨太な中域の歌唱がその欠点を補って余りあるほど魅力的に響くワイルドなVoも大きなアピールポイント。この人は何種類かの声を操るカメレオン・シンガーのようで、ブルージーな“Miami Madness”などで時折聞かせるスティーヴ・リー(GOTTHARD)そっくりの声色にはギクリとした。デビュー作ゆえ物足りない部分も当然色々と見えるわけだけど、この時点でVoが25歳、G・B・Dsはみな21歳と非常に若いバンドだっただけに、その後浮上してこなかったのはいささか残念。少しMySpaceを調べてみたところ、どうやらレコーディング済みの「PROZAC CINEMA」なるお蔵入りした幻の2ndが存在するようだが…。とりあえず僕はこいつをまさに「原石」という感じの粗削りな熱気を帯びた愛すべき作品として心のうちにそっと留めておこうと思う。7曲目の“Take Away My Eyes”は最高!

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2010/08/30 00:11】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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