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正月休みのお買い物・その3-2 (REVOLUTION RENAISSANCE etc...)
ALESTORM (2008) / CAPTAIN MORGAN’S REVENGE
ARTAS (2008) / THE HEALING
THE CODEX (2007) / THE CODEX
GENIUS (2007) / EPISODE 3 -THE FINAL SURPRISE-
REVOLUTION RENAISSANCE (2008) / NEW ERA


正月シリーズはここにてようやくひと段落。こちらはオール¥250組。比較的新しい作品ばかりでニッコリ。

英国産の若きコスプレ軍団、ALESTORMはデビューアルバム。音楽の骨格は随所にIRON MAIDENの影響を感じさせるアグレッシブなパワーメタルで、飲めや歌えやの野郎声コーラスも雰囲気いっぱい…なのだが、安っぽい音色のKeyをこれでもかと多用したことで音楽的な「格」を自らグイッと下げてしまっているのが何とも残念。非常に野卑な声を出すゴリ押しVoも勢いある曲ではごまかしがきくが、ミッドテンポの曲ではおのずと歌唱力の限界を露呈していて聴くのが少々しんどい。しょーもないコンセプト(ごめん!)ありきでお気楽な方向に流されてしまうくらいなら、マンニ・シュミット在籍時のRAGEやRUNNING WILDあたりを範とした無骨な男気路線を目指したほうがバンドの資質に合っていると思うけどなあ。オーソドックスなメタルに対する基本的な素養の高さを感じるからこそ、装飾面に気を取られるのはもったいないと感じてしまう。畳み掛けるようなリズムの“Death Before The Mast”やスラッシーな “Terror On The High Seas”、そして「第七の予言」の世界を思わせる“Set Sail And Conquer”なんか本当にカッコいいんだから。昨年発売の2ndはどうだったんでしょうね。

あまりにカッコいいジャケットについ手が伸びてしまったARTASはまったく名前さえ知らなかったバンド。どうやらオーストリアの人たちみたい。基本的にはスラッシュ風味強めのメタルコア(もしくはその逆)で、それプラス昨今のヘヴィなヘヴィメタルの要素をちょいちょいとつまみ食いしたタイプ(たとえば12曲目はブラックメタル調)。音そのものに個性はほとんど感じられないものの、ほぼ全編でマシンガンのような疾走リズムを貫いたアグレッシブな楽曲の質は低くない。いや、曲名を見れば分かるように、Voが英語・ドイツ語・スペイン語を使い分けているのが個性と言えば個性か。しかも何故か曲の途中でスイッチするからね。正直その効果のほどは定かではないけども。時々気色悪いノーマル声で怪しいメロディを歌い上げるのはちょっと勘弁して欲しい。突然馬鹿みたいにキャッチーに響きだすのはCoolioのカヴァー曲“Gangsta’s Paradise”でこれは結構面白い試み。買って損をしたとは決して思わないが、積極的にお奨めもしにくい微妙な立ち位置の作品。

THE CODEXはHR/HM界随一の働き者ギタリスト、マグナス・カールソン(LAST TRIBE、ALLEN/LANDE etc…)がマーク・ボールズのために曲を用意したプロジェクト。最近聴いたマグナス関連の作品がどうにも冴えない出来だったのであまり期待していなかったのだけど(トニー・オホーラのソロなんて誰得なのよ)、ややシンフォ色の強いこれは結構いい感じ。これぞの必殺曲は見当たらないし、もう少し曲数を減らしてコンパクトにまとめても良かったとは思うけど、もはや「マグナス節」と言ってもいいくらいの特徴的なメロディ運びに心ときめく瞬間もチラホラと。そしてもう一点僕にとってありがたかったのが、マーク・ボールズに対する信頼をどうにか取り戻せたこと。正直に言って、新生ROYAL HUNTの「COLLISION COURSE」における、音程をわざと少しだけズラしたかのごとき唱法にはかなり気持ち悪い思いをさせられたので。。。確かに突き抜けるような凄みには欠けるかもしれないけど、それでも丁寧にメロディを追いかけている本作のパフォーマンスのほうが僕は断然好きだ。ということで決して最高の作品ではないにせよ、上記の2点から僕にとってはとても意義のある出会いになりました。ちなみにマグナス・カールソンがどれほど凄い作曲家/ギタリストなのかを手っ取り早く知るにはLAST TRIBEの3rd「THE UNCROWNED」、そしてALLEN/LANDEの1st「THE BATTLE」を手に取るのがよかろうと思います。どちらもハンパない完成度ですよ。

イタリアのマルチ・ミュージシャン、ダニエレ・リヴェラーニ主宰の人海戦術型ロックオペラ・プロジェクトは3rdにして完結作。僕はこの作品で初めて耳を通した。「Kokeshi doll」なるキャラクターが出てくるなどストーリーは若干意味不明気味だし、語りパートも含めて80分近い収録時間がどうにも冗長な点は否めないが、そうしたマイナス込みでもそこそこ楽しめる欧州ハードロック作に仕上がっている。曲によっては意外とメタルしているのも良い。この手の常連であるヨルン・ランデの必殺仕事人ぶりには言及するまでもないだろうが、本作でもっとも耳を惹いたゲストはずばりダニエル・ギルデンロウ(PAIN OF SALVATION)。そう言えばこの人はAYREONの最新作でもいい仕事をしていたっけ。彼のように本業では孤高の音楽性を貫いている人がこういうフツーのHR/HMプロジェクトにもサラリと参加してくれるのは何だか嬉しいな。その彼が真価を発揮したのは“Jump Off This Train”で、音楽のいち「言語」としてラップを駆使することさえ厭わない彼の焦燥感あふれる畳みかけVoをたっぷりと楽しめる。完全にノーマークだったギルデン・マニア(?)もこの1曲のために拾ってみていい作品じゃないかな。

フィンランドのお騒がせ男、ティモ・トルキの新プロジェクトREVOLUTION RENAISSANCEはデビュー作。音楽性は90年代STRATOVARIUSの典型を再びなぞったものだが、ヨルグ・マイケルのドコドコDsとイェンス・ヨハンソンのカナカナKeyがないことによる地味さはさておき、曲によってはほとんどバッキングのGが聞こえてこないというデモさながらの未完成っぷりはどうしたことか。ただ、それでも中心に据えられた歌メロは十分にキャッチー、かつ儚げな北欧情緒の漂う音像はやはり魅力的で…いやはや何とも悩ましい作品になっている。参加シンガー3人のうちもっとも株を上げたのはマイケル・キスク。特に“I Did It My Way”はPLACE VENDOMEで歌っていても違和感なさげなメロハーの佳曲で不覚にも胸がざわめいた。何を歌っても熱いメタル曲に仕上げてしまうトビアス・サメットの特徴的な「コブシ」を聴いていると、EDGUYはやっぱり「HELLFIRE CLUB」路線を追究すべきだよなあという思いがひしひし。師匠格のキスクが意外なほど器用なのに対して、トビアスは爽快メロハーを軽やかに歌えるような声質を持っていないように思うから…なんて、責めるような書き方をしちゃったけど、メタル的観点から見ればこれはむしろ美点だからね。3人目のパシ・ランタネン(ex.THUNDERSTONE)も悪くない仕事をしているが、ハイパーなこの2人と比べちゃうとやはり一段下がるかな。主役になることをあえて避けているかのようなティモのGソロは音をゆっくりゆっくりと紡ぎだすような丁寧さ・穏やかさがとても印象的。作曲面も合わせて、何だかんだでやはり得がたい才能の持ち主なのだと再認識した。問題は安定した製作環境と精神状態を保てるかどうか、そこに尽きるのだろう。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2010/02/09 21:28】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
こんにちは。
いつも素晴らしい買い物をされるなーと羨ましくなりますね。Magnusファンとして、THE CODEXはいつか聴いてみたいアルバムのひとつです。
FRONTIERS RECORDのホームページで知ったのですがエリック・モーテンソンが今度はトビー・ヒッチコック(Vo/PRIDE OF LIONS)のソロアルバムを手がけるようですよ。徐々にエリックのマグナス化が進行しているような気が…。といいつつアルバム自体は凄く楽しみにしています。
あと、ご報告が遅れましたが僕の00年代ベストをブログにアップしていますのでよろしければ読んでやってください。
【2010/02/13 15:26】 URL | よしよ #-[ 編集] | page top↑
よしよさん、こんにちはー。

THE CODEXはマッタリとしていて決め手に欠ける印象もありますが、流石のマグナス・クオリティだと思います。

おおなんと…エリックがトビー・ヒッチコックと!それは楽しみですね。エリックのマグナス化(=「Frontiers」による酷使)は確かに恐ろしいですが、彼は2001年のECLIPSEデビュー以来さほど多くの音源を発表していない人なんですよね。おそらくネタがたまりにたまっているのでしょう…と、都合良く解釈しておきます(笑)。

よしよさんの渾身の00年代ベスト、もちろん読ませて頂いてましたよ。21選のうち聴いたことがあるのは14枚でした。どれも質の高い作品で納得です。LORDIをきちんと聴いたことのない僕ですが、実はジャンヌダルクが結構好きだったりします(笑)。“Dolls”なんか涙なしに聴けません。
【2010/02/17 20:38】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
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