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DARE (1998) / CALM BEFORE THE STORM
darecalmbeforethestorm.jpg 1. Walk On Water
 2. Someday
 3. Calm Before The Storm
 4. Ashes
 5. Crown Of Thorns
 6. Silence Of Your Head
 7. Rising Sun
 8. Rescue Me
 9. Still In Love With You
 10. Deliverance 11. Run To Me

寒い季節がやってくると、ついついこの人たちの作品に手が伸びるのは僕だけじゃないはず。「誰?」なんて言ってはいけません。アイルランドそしてウェールズの誇り、DAREの3rdアルバム。

ここのバンマスであるダーレン・ワートンは若干17歳にしてかのTHIN LIZZYにサポートKeyとして加入(果たして本当にリジィの音に必要だったのかしら?)、多くのHR/HMリスナーはこのときの活躍で彼の存在と名前を認知しているのだろうか。が、「CHINATOWN」以降の作品に耳を通していないひよっこの僕にとって、ダーレンはそれこそDAREの看板ヴォーカリスト以外の何者でもなかったりする。

そんな彼の歌唱を中心に据えたDAREの音楽性は、蒼い霧にうっすらと包み込まれた深い森、そして穏やかな涼風に吹かれる静かな湖畔…なんて、柄にもなくこんな美しい情景がスピーカーを通して僕の目の前に浮かんでくるような錯覚さえ起こさせる、ナチュラル極まりない叙情ハードロックの超・希少種。いや、狭義のハードロックの枠の中には収まらず、もはやヒーリングミュージックの趣さえ感じられる清廉さ。ミュージシャンの「成功」の物差しを何処に求めるかは人それぞれながら、一聴して「あ、これはDAREだ」としみじみ納得させる個性を確立している点において、彼らは比類なき音楽的成功を収めているバンドだと僕は思う。おかげで適切な比較対象がちっとも思い浮かばない。

この素晴らしき音楽を特別なものにしているのはまずもって主役たるダーレンの声。「英国の片田舎から一歩も外に出ることなく大らかな自然の中で静かに暮らしてきた、ジョン・ボン・ジョヴィの生き別れた弟」みたいな、自分でも書いていて意味がよく分からないけども(笑)、まあそうした感じのアダルトなハスキー声が最高に魅力的。憎めないネアカ声のジョンが「陽」なら、吐息交じりの切なげな声を持ったダーレンは「陰」。これはもしかして「米」と「英」の違いでもあるのかな。声量がどうとか音程がこうとか、そうした従来的な観点をあっさりと飛び越えた強烈な感情移入を聴き手に促す。

そしてもう一人、このDAREを語る上で外せないのが発売当時24歳の若さだったアンドリュー・ムーアという男。その姓からして何となく期待を抱かせるこの人のギターがまあとんでもない。ハードロック的なリフを刻むことをほぼ95%放棄してアコギを多用、その代わりにイントロ・ヴァース・コーラスからアウトロに至るまで、そのすべてのウラで徹底的にアイリッシュ調(場合によっては演歌ふうでさえある)のゆったり泣きメロを紡ぎまくるという特徴的なスタイル。これが先述のダーレンのVoと完璧に調和してバンドの音像を決定付けている。ハイライトの“Crown Of Thorns”~“Silence Of Your Head”の流れを聴けば一発で分かるよ。もっともっと多くの人にその存在を知ってもらいたい「匠」のギタリストだ。

Gのメロメロ度をやや抑えてアコースティカルかつ土着的な方面に向かったように聞こえる4th「BELIEF」、そして大まかに言って3rdと4thの中間くらいの音像を示した5th「BENEATH THE SHINING WATER」ともに時間を忘れて聞き惚れさせる素晴らしい出来ながら、僕は各楽曲のキャラ立ちのよさという一点から、まずはこの3rd「CALM BEFORE THE STORM」をお奨めします。コチラでもチラと書いたけど、THIN LIZZYの名曲カヴァー“Still In Love With You”は本家をも超えかねない勢いの泣き加減で、これがボーナスポイントになったかな。“Walk On Water”な上掲のジャケットにピンと来たら買って損はしないと思います。11曲62分、ただただ浸ってください。

待望の新作6th「ARC OF THE DAWN」もどうやら評判は上々のようで、なるべく早く耳を通したいところ。何たって今回はCHEAP TRICKの“The Flame”をカヴァーしているという字面だけで涙がこぼれそうな勢いですもの、私。やっぱり日本盤は出ないの?ちなみに英国の誇る天才叙情派ギタリスト(現在隠遁生活中?)、ヴィニー・バーンズ(ex.TEN)が参加していた1stおよび2ndは未聴なり。こ、こっちも聴きたすぎて死にそう。。。

【2009/12/04 17:35】 | HR/HM 旧譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
誰ー?って言いたくなりますよね(笑)。
3rdは終始穏やかなサウンドだったと記憶してますが、最近2nd聴いてみたら驚くほどロックしているアルバムでしたよΣ(◎∀◎)TENに近い感じかな。
穏やかなDAREもいいですが、ロックしているDAREもぜひ聴いてみてくださいね!
【2009/12/09 14:29】 URL | 一志 #-[ 編集] | page top↑
一志さん、こんにちはー。

よかった、通じる人がいて(笑)。音楽さえ聴いてもらえれば「誰ー?」なんて絶対に言わせないほどの質の高さなんですけどね、DARE。何せ日本盤がなかなか出してもらえないバンドですから。。

一志さんお奨めの2ndは「BLOOD FROM STONE」ですね。ヴィニー・バーンズが居てTENにも近いロック作となれば聴かずには居られません。1stも含めて、いつか必ず手に入れます!

それからいま一志さんのブログを拝見したら、ちょうど僕もネタにしようとしていたJACKALの名前が出ていて驚きました。まさかJACKALでカブるなんて…何か運命を感じずにはいられません(笑)。硬派でいい作品ですよね。
【2009/12/09 18:48】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
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