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BAD HABIT (1995) / REVOLUTION
badhabit1_convert_20090213170805.jpg 1. Sad But True 2. Hunger
 3. Waterflow 4. Too Late
 5. Still In Love With You
 6. Revolution
 7. Reach For The Sky
 8. Watchin' Over You
 9, Another Night
 10. High On You
 11. Wipin' Your Tears Away
 12. Broken Dreams
 13. Rumours 14. Scandal Nights

祝!5thアルバム「ABOVE AND BEYOND」日本盤発売!ということで、久々の旧譜レビューはスウェーデンが国を挙げて誇るべきメロディアスハードの神話的存在(大げさ?)BAD HABITの2ndアルバム。あの名盤、じゃなくて僕はあえてこっち。

そう、BAD HABITといえば溶け出しそうにロマンティックな「愛」の世界観を満喫できる夢見心地AORの3rd「ADULT ORIENTATION」が有名なわけだが、僕はこの「REVOLUTION」もそれに何ら劣らぬ最高の作品としてどっぷりと溺愛している…というか僅差でこっちのほうが好きかもしらん。楽曲の粒揃い度やアルバム全体の統一感などでは「ADULT~」に譲る面もあるが、より「劇」的かつ「激」的なこちらのほうにより強い懐かしみと共感を覚えるハードロック・ファンも決して少なくないと信じるところ。

オープニングの鮮烈な“Sad But True”~“Hunger”の整然とした流れ、“Waterflow”に導かれて流れ出す奇跡の名曲“Too Late”(マジで泣けます)、終曲の「哀×爽」な“Rumours”あたりで味わえるのは、次の「ADULT~」ではあえて欠落させたハードな感触と北欧的な「泣き」の理想的な融合だ。ずっしりと揺れるヘヴィなタイトル曲“Revolution”、マシンガンのような小気味良いリズムと立体的なKeyの絶妙な絡みを味わえる“High On You”の存在もピリリと効いている。マイルドな“Broken Dreams”などはのちの「ADULT~」路線に通じるソフトな佳曲。この頃から鬼才ハル・ジョンストン(現・マラベル)のバラエティ豊かすぎる作曲術が冴えに冴え渡っている。

バンドの顔、バックス・フィリングの高音が揺れる荒めの歌唱スタイルには賛否がありそうだが、僕は大好きだ。それを未熟さの表れだと切り捨てるのは簡単だが、この「切羽つまってるギリギリ感」こそが彼の最大の武器であり、その特性が「ADULT~」よりも生かされているのはこっちだと僕は確信している。アルバムの転換点として完璧に機能している畢竟のバラード2発、「慟哭」の“Still In Love With You”と「泣き笑い」の“Watchin’ Over You”がここまで聴き手の胸を締め付けてやまないのは、「泣いてて声が詰まってるの?」って錯覚してしまうほど感情移入たっぷりな彼の歌声があってこそ。だって聴きながらこれ書いててもうウルウル来ているもの、私。

それからこのアルバム、全編を通じてキーボードがとにかく美麗・端麗。シャラシャラと耳に心地よい裏方として働くだけにとどまらず、曲の要所で凛とした強い響きをもって自己主張してくれるのがたまらない。メロハーにおける理想のKeyっていうとまず僕の頭に思い浮かぶ作品かもしれないな。出る時と引っ込む時のメリハリがこれほど見事なのは、あるいは専任プレイヤーが居なかったことの予期せぬ効能なのかも。ポップで爽やかな“Reach For The Sky”や“Another Night”あたりがよいサンプル。それから時折「小鳥系」のソロを奏でるGも控えめながらいい仕事をしているね。

ということでこの「REVOLUTION」、「北欧メロディアスハード」の概念を語義そのままに具現化してくれた美しき逸品。中古でゼロ・コーポ盤を見つけたら迷うことなく確保でどうぞ。しっかしまあ、TALISMANの「LIFE」、ミカエル・アーランドソンの「THE 1」、そしてBAD HABITのコレと、当時12歳の僕には知る由もないが、この1995年は間違いなくスウェーデン勢のためにあった1年だと言える。恐るべし。

残念なことに、このアルバムは拙ブログでも何回か登場してもらった僕の高校時代の友人H田からCDを借りて録音したMDでしか所有しておらず。彼は当時SENTENCEDやPAIN OF SALVATIONのようなやや屈折したメタルに傾倒していた一方で、こうしたごく普通のメロディアスハードも同時に聴きこめる器用な耳を持っていた。僕のメタル嗜好が雑食っぽい方向へと拡散していった一因はやっぱり先輩である彼の存在にありそうだな。うん、改めてどうもありがとうございます。

そこかしこで聞かれるダークなアレンジで新境地を開拓する一方、ダンサブルなポップ曲では売れ線のボーイズ・グループのような雰囲気を醸し出していたカラフルな復活作「HEAR-SAY」も決して悪くなかったが、音の感触がソフトであれハードであれ、彼らにはもう少し地に足の着いた旋律最優先のアプローチで勝負して欲しいと願う次第。すでに外盤を聴かれた早耳さんたちの間では新作の評判は非常に良さそうなので今からワクワクでございます。

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2009/02/13 17:22】 | HR/HM 旧譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
むーじゅさん、こんにちは。
久々に2ndを聴きましたが、80sメロハーしてていいですね。
このKey.の音色がそう感じさせる要因の一つでしょう。
個人的には7~9曲目の名曲3連発がハイライトですね。
>切羽つまってるギリギリ感
これがTommy Heartぽいと言われる所以ですかね。
この熱い歌唱はBHの大きな武器だと思います。
新譜はサンプル聴いて日本盤を待てず買ってしまいましたが、
彼らの最高傑作だと思います。
【2009/02/16 12:28】 URL | RABI #mxdmXl.w[ 編集] | page top↑
RABIさん、こんにちはー。

やっぱりいいですよね、「REVOLUTION」。僕にとってはこれがBAD HABITとの出会いを遂げた作品なのでいくらかヒイキが入っているかもしれませんが、この「熱さ」と「透明感」の絶妙なマッチングが最高だという思いに嘘はありません。

記事に書いた「すでに外盤を聴かれた早耳さん」の筆頭がRABIさんなわけで(笑)、もちろん新譜の絶賛レビューも読ませていただきましたよ。国内盤発売まであと一ヶ月、逸る気持ちをどうにかこうにか抑えつつ、じっと我慢の子で待ちたいと思います。

【2009/02/23 21:19】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
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