今週のお買い物 (PAIN etc...)
(新譜)
CINDER ROAD (2008) / SUPERHUMAN
ECLIPSE (2008) / ARE YOU READY TO ROCK
EDGUY (2008) / TINNITUS SANCTUS
NICKELBACK (2008) / DARK HORSE


(旧譜)
PAIN (2004) / DANCING WITH THE DEAD
POVERTY’S NO CRIME (1996) / THE AUTUMN YEARS
SANVOISEN (1997) / SOUL SEASONS

BREAKING BENJAMIN (2006) / PHOBIA
AQUILON (2004) / INTRAMEDIA
DAVID BOYLES (2005) / THANK YOU


新譜はすべてレビューを書いてみました。よろしければご覧ください。旧譜は上3枚が合わせて¥1000、下3枚は合わせて¥500なり。

スウェーデンのデスメタル・バンドHYPOCRICY(聴いたことないけど)のバンマス、もしくは辣腕プロデューサーとしてお馴染み、ピーター・テクレン率いるPAINは外盤で入手。クレジットを見るにひょっとして一人プロジェクトかな?あえて分類するならインダストリアル系の範疇に入りそうな、全編が硬い冷気(ジャケを見よ!)で包み込まれたデジタリーでリズミックなメタル。MARILYN MANSONが好きな人ならストライクなのでは。「SEHNSUCHT」時の無表情にザクザクとGが刻まれる様が実に非・人間的だった(←褒めことば)RAMMSTEIN、はたまたWALTARIの「SPACE AVENUE」の軽妙さを思い起こさせるような場面も。Keyの使い方がドラマティックな“Same Old Song”を筆頭に曲タイトル連呼のサビメロが実にキャッチーで、プロモーション次第ではかなりの人気を集めそうな優れたエンターテインメント作。これは嬉しい出会い。

POVERTY’S NO CRIMEは2ndアルバム、僕はこれが3枚目。初期DREAM THEATERや中期IRON MAIDENのエピック性に大きな影響を受けたであろうプログレメタル寄りの滑らかな音像は、音圧(とVoのテンション)の低さもあいまって、まったくドイツのバンドらしからぬ淡々と移ろいゆく風情が味わい深い。個々の曲のキャラがあまり立っていないのもアルバム一枚を丸々聞かせようとするこの作風ならば理解できる。いまも昔も非常に地味な存在ながら、インスト重視型の叙情派メタラーなら一度は聴いて損のないバンドだと思う。現時点での最新作「SAVE MY SOUL」(2007)と比較して、音楽の骨格に殆ど変化が見られないのも凄い。

同じくドイツ産のSANVOISENは80年代QUEENSRYCHEを範としたドラマティックな音像を志向するバンド。硬軟自在に歌い上げるテイト型Vo、ツインGの機能を存分に生かした楽曲の数々に安心して耳を傾けられる。良くも悪くも音が神経質になりがちなQUEENSRYCHEタイプにしては珍しく、音の空間を広めに取って緩やかな印象を与える曲やパートが散在していて個性的。枯葉舞い散る寂しげな秋の散歩道を想起させるラウンジミュージック調(?)の“Broken Silence”はその好例。評判の良さそうな1stも聴いてみたいな。

意外なことに今回の買い物でもっとも感動したのは、お恥ずかしながら名前さえ知らなかったBREAKING BENJAMIN。この作品B!誌でレビューされてましたっけ?本国アメリカでは売れているバンドみたいだけど…。暗く湿ったNICKELBACK、あるいは野郎が歌い上げるEVANECSENCE…なんて形容が思い浮かぶ常時ダークがかったオルタナハードロックには確かな情念が込められていてホントにカッコよい!日本ではかのエイベックス(cutting edgeレーベル)配給ということだが、それで多くのメタラーにパスされるとしたら悲劇ってもの。いくつかの声色を巧みに操るVoの技量が秀逸だし、イントロとアウトロを配したドラマティックなアルバム展開もなかなか。全編がザックリとしたミドルテンポでも飽きさせないのは音に繊細な濃淡を付けるアレンジ力の勝利か。個人的にはFUELの「NATURAL SELECTION」に触れたときと同種の感動を得られました。掘り出し物!

Google先生で調べても乏しすぎる情報に戸惑いつつ“metal”の単語が見つかったから購入してみたAQUILONはどうやらフランス産の男女混成ダークメタル・バンド。まずはメタルでよかった(笑)。大半の曲をフランス語で歌っているが別段違和感なし。が、肝心の作品の出来はかなり微妙。ゴシックで行きたいのか何なのかよく分からない音楽性がもう微妙。中途半端なテクノロジーの導入もさほど効果的とは思えないし、何しろGリフとリズムのブツ切れ感が気になるなあ。これは単純に演奏力の問題か。男女ツインVoは女性のほうのやる気なさが笑える。まあ久々のネタメタルですね。安かったし腹も立たない。

デイヴィッド・ボイルズは完全にジャケ買い。MAROON 5に通じるようなお洒落で軽快な大人のロックに体が自然と揺れだす一枚。曲単位で際立ったものはないが僕はこういうのも好きよ。心地よいBGMとして手元に置いておきましょう。

そろそろ年間ベストなんぞを考える時期ですねえ。。。1年ってホントに早い!

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2008/12/19 12:07】 | 購入履歴 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
こんにちは。
このところの新譜レビューを見て、むーじゅさんと僕は同じ「欲しいCDリスト」持ってるんじゃないかと思いましたよ。

むーじゅさんのレビューを参考にさせていただき、こないだ、ポール・ギルバート&フレディ・ネルソンのアルバムを買いました。良いアルバムですね!

ECLIPSEも欲しいCDリストに入れました。
【2008/12/19 18:16】 URL | よしよ #-[ 編集] | page top↑
よしよさん、こんにちはー。

お互いの好みはかなり似通っているなあと、よしよさんのリストを眺めるたびに僕も思います。メロディアス&ハード&ドラマティックなものが大好物で、なおかつちょっと雑食のケもあり。。。って感じでしょうか。おそらく僕のほうがずっと節操のない聴き方をしていますけども(笑)。

ポール&フレディ、気に入っていただけましたか!よかったです。中身がギュウギュウにつまった100%ジュースのような、濃い口なのにさっぱりとした後味が大好きな一枚です。ポッピーな「KING OF CLUBS」 「FLYING DOG」も機会があればぜひぜひ。
【2008/12/22 16:36】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
わ!私も知らなかった~BREAKING BENJAMIN♪
私もつい最近たまたまツボったんですよ。ラジオかなんかで、チラッと。
どこが琴線に触れたのか、自分でつかめていなかったんですけど、ほんとむーじゅさんの仰るとおり!そのとおり!w
人の書いたモノをみて なるほど!と理解できましたw

更に、これまた知らなかった(恥)NICKELBACK。
コレも試聴してぐっさりと♪かなりラヴ。
全然あんな声出る顔じゃない人がvoでびっくりw

どちらも見えないところからのパンチで 衝撃的でした!w楽しいですね。
【2009/01/10 00:41】 URL | JMJ #9wbkgK9.[ 編集] | page top↑
JMJさん、こんにちは&返しがのんびりでごめんなさい。

いいですよね、BREAKING BENJAMIN。そこいらのなまくらヘヴィロックとは一線を画するメランコリックなメロディと雰囲気が大好きです。あまり話題になっていないところを見ると、日本のメタラーさんにはさほど知られていないのでしょうか。

NICKELBACKはレビューした「DARK HORSE」が非常にとっつきやすい作品なのでよろしければ是非。

>全然あんな声出る顔じゃない人がvoで

この一節、思わず声を出して笑っちゃいました。ここのバンマス、チャド・クルーガーは確かに個性的な風貌の持ち主ですよね。2006年のどっかのアンケート「世界のセクシーでない男性100人」のアーティスト部門トップという実績もあったりして。まったくもって余計なお世話ですが(笑)。

冗談はさておき、チャドの作る曲とその上に乗った歌声に込められた情念は間違いなく本物です。日本でももっと売れるといいな、と強く思います。

【2009/01/14 17:14】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
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