SHINEDOWN (2008) / THE SOUND OF MADNESS
shinedown.jpg  1. Devour
 2. Sound Of Madness
 3. Second Chance
 4. Cry For Help
 5. The Crow & The Butterfly
 6. If You Only Knew
 7. Sin With A Grin
 8. What A Shame
 9. Cyanide Sweet Tooth Suicide
 10. Breaking Inside
 11. Call Me

アメリカ産、ド迫力ハードロック・バンドSHINEDOWN。僕は初体験のバンドでこれが3rdアルバム。前レビューが長々と鬱陶しかったので、今回はやや控えめに(笑)。

音楽的には卓越した技量を持つヴォーカリストを最大の武器にした、オルタナ通過後の21世紀型アメリカン・ハードロック。僕がその手の中で(勝手に)二大巨頭だと思っているNICKELBACKやDAUGHTRYと比較してもまったく遜色ない出来ばえ。前者よりもずっと各楽曲のキャラ立ち&アルバムの起伏にこだわっている点が好感度・大だし、また後者と比べるとバカ売れさせようとする商業的な思惑や人工的な香りが薄いため、熱心な古典派ハードロッカー諸兄にもお勧めしやすい作品・バンドだと思う(ちなみにDAUGHTRYの場合、僕個人はその洗練された商品っぽさも魅力の一部だと思っているけど)。

なんたって、衝撃的なオープニング曲“Devour”を聴いてこのCDを手に取るなと言う方が無理でしょ。これはホント理屈抜きでカッコいい。けっこうな理屈好きの僕が断言するのだから間違いありません(笑)。

このバンド、とにかく中心人物ブレント・スミスの分厚く時にふてぶてしささえ感じさせる熱唱が秀逸極まりない。王道的な盛り上がり方が人気を集めそうな“Second Chance”や清涼剤的存在の“If You Only Knew”(曲配置も絶妙!)といったややポップ寄りの曲を軽々と歌いこなすのは当たり前、その一方“Cry For Help”や“Sin With A Grin”のようなヘヴィ曲では声をイヤらしく荒げ・歪めることも厭わない男前ぶりに惚れた。「120%完璧に制御された暴走機関車」みたいな矛盾したトンデモ形容が思い浮かぶほどの、ほとばしるエネルギー&パッションwith笑えるほどの安定感。上述2バンドがひたすらクリーンな安心安全路線を走っているのに対し、このSHINEDOWNにロックな雰囲気が漂っているのは彼のおかげ。こりゃ掛け値なしに凄い歌い手だわ。“What A Shame”でスッとキーを上げる瞬間には鳥肌が立った。

彼を中心とした曲作りも上手で、感動のラスト“Call Me”に至るまでの終盤のドラマティックな展開は白眉。ちなみに僕が買ったのは安かった外盤なのだけど、日本盤ボーナス2曲はどんななんでしょう?気になる。。。

ギタリストの片割れが元SILVERTIDEの人ということで、かのバンドのような土っぽい香りもするのかなあと予測していたのだけどそうした感じもあまりない。モダンロック系にありがちなダラダラとしたカッたるさや、ノリ一発のロケンロー的な軽薄さも皆無。質感はヘヴィにしてスパッとよく切れる、まさしく本格派ハードロック以外の何者でもない威風堂々の音像が痛快な聴後感を残す11曲41分。あとはヴォーカルの迫力にちと食われ気味な2本のギターがもう少し存在感をアピールしてくれれば最高だな。ここにドラマティックなGソロが加わったらと考えるだけでドキドキしちゃう。期待大!

テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

【2008/11/05 12:05】 | HR/HM 新譜レビュー | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
こんにちは。

SHINEDOWN、買われましたか!
店で猛プッシュしているのに売れずにいるので不安だったのですが安心しました。笑

私もブログで少しだけ触れましたが、
「意外と」良いバンドだなというのが感想です。

ただ、あまりにも現代的なアレンジが多いので、
古典的なHR/HMファンにはあまりウケがよくないと私は思います。

…とはいえ、1st、2ndが日本盤で再発されることを密かに願っていたりします。笑
【2008/11/07 22:19】 URL | Metalaholic #vdXS97RM[ 編集] | page top↑
Metalaholicさん、こんにちはー。

ええー、こんなに素晴らしい作品が売れ行き微妙なんてやるせないです。もっともっと鬼のようにプッシュしてください(笑)。“Devour”のインパクト一発に終わらない、作品全体の構成力や曲調の豊かさ等にも見るべきものがあるバンドだと思います。

でも確かにUSモダンロックの文脈で語られるだろうバンドだと言うのもまた事実かもしれませんね。僕はこの手も好物なので違和感なく楽しめましたけども。食わず嫌いはもったいないっす。
【2008/11/10 14:49】 URL | むーじゅ #-[ 編集] | page top↑
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